2008-01-01から1年間の記事一覧
野崎昭弘 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257619-2 数え上げ理論について書かれた数学読本。 別に、それなりといえばそれなりの数学読本で、特に悪いところはないので、面白い人にはこれで面白いのだろう。興味があるならば、という本か。 個人的には…
地方分権を進めて無駄をなくす、みたいなことを言っていた。 しかし、一般論として考えるなら、地方分権より中央集権の方がどう考えても効率的なはずで、小沢民主党は、常識が通じない戦前の軍隊みたいになっているのだろうか。
に対する批判として、素人の裁判員なんか信用できるか、というものがあるが、裁判員制度を導入する理由に、プロの裁判官なんか信用できるか、というものがあるのだから、この両者は交わることがないような気がする。 そうすると、素人は信用できない、として…
今谷明 著 PHP新書 ISBN978-4-569-70470-8 封建制に関して書かれた本。 簡潔にまとめれば、日本と神聖ローマ、エジプトといったモンゴルに打ち勝ったところには、封建制があり、モンゴルの支配地域であったところはそうならなかったのに、近代化を発展さ…
高橋昌明 著 中公文庫 ISBN978-4-12-205065-5 近江(滋賀県)における様々な中世史話を集めた本。 地元紙の連載を出発点にしている、ということで、なるほど、そうした類の本ではある。地元紙に連載された中世史話を集めたもの、で良ければ、読んでみても、…
というのは、要は勾留期限がきたから伸ばした訳で、つまり検察が仕事してないだけでしょ、と思ったが、殺人と殺人未遂を分けずに一括で逮捕というのは、目鼻が立った、ということなのだろうか。
濠壱成 著 リュウ・ブックス アステ新書 ISBN978-4-7667-1053-3 不動産鑑定や不動産投資に関して書かれた本。 不動産鑑定や不動産投資の内実を批判した、内情暴露系の読み物、と考えておけば良い本か。 陰謀論っぽいところも多々あるし、というか、本書の主…
でいいじゃないか、ポジティブなんてくたばっちまえ、とポジティブに主張するのは、違うような気がした。
別に、20代も40代も中身はたいして変わらないでしょ、とは思う。 20代から成長して、40代で違う中身になったというのなら、それは、20代幼稚過ぎ、ということにしかならないし、実際に20代と40代で思考が異なったりするのは、20代は独身で新米社員、40代は既…
○○→ひまわり、××→健気。
ダチョウ倶楽部みたいな芸人さんがロケをやっていて、声が馬鹿でかかったのが印象的だった(ネタではなく、番組冒頭のプレゼンみたいなのをしていた。テレビでは多分普通の音声になるのだろうと思う)。 アフレコしないのかとか、いつもそうなのかとか、よく…
(神楽坂淳 著/君平ユウキ イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫)が面白かった。 途中、○○が××、という話があって、何で○○が××なんだよ、これだからラノベは、と毒づいていたら、ラストはその種明かしだった。脱帽。 妹は空気だが、シリーズ化する気なの…
小島寛之 著 角川ソフィア文庫 ISBN978-4-04-409101-9 色々な数を巡って書かれた数学の本。 私の感想としては、好事家向けに書かれた一般向けの本、という感じの本か。 つまり、解説は好事家向けなので一般向けには難しく、解説されている内容は一般向けなの…
コリン P.A. ジョーンズ 著 新潮新書 ISBN978-4-10-610286-8 主に、アメリカの弁護士がどういう考えで活動を行っているか、ということが書かれた本。 大体のところ、アメリカの弁護士や弁護活動に関する読み物、と考えておけば良い本か。英米法が判例法であ…
科学というのが、敗れた論に退場を促しやすいシステムであることは、間違いないだろう。 天動説もフロギストンもエーテルも獲得形質の遺伝も、退場した。 敗れた論が退場するとは、勝ち残った論への集中が起こるということで、勝ち残った論への一本化と、勝…
横山進一 著 アスキー新書 ISBN978-4-04-867417-1 ストラディヴァリに関して書かれた本。 ストラディヴァリと彼が作った楽器やその来歴等に関して、やや漫然と書かれた本だが、ストラディヴァリの生涯や人となりについては今となっては必ずしもよく分かって…
自分の作品を芸術とか美術品とか言っちゃう奴は、もうエンタメには帰ってこないだろうなあ。
磯田道史 著 新潮文庫 ISBN978-4-10-135871-0 江戸時代初期の何人かの大名について書かれた読み物。 個人的な印象として、タイプ的には、作家が書くような歴史読み物、と考えておくのが良いような本か。個人的、というのは、私が必ずしもそういうのが好きで…
高所得者と低所得者が購入する医療サービスの総額に格差をつけることは難しいから(差額ベッド代等はあるが、あれは保険に含まれないし)、所得再分配機能を強化しない医療制度改革案は、基本的に低所得層への逆進性を持つことになるのではないだろうか。 医…
労働者の所得格差が拡大しており、且つ、その原因がグローバリズムの進展にあって、途上国からの安価な労働製品の輸入により国内における単純労働の価値が下がっていることにあるのならば、多分国内において下がった分は途上国において上がっているのだろう…
山田篤美 著 中公新書 ISBN978-4-12-101964-6 南米グアヤナ高原に対する、スペインやイギリスの侵略の歴史を語った物語。 侵略がメインテーマなので、ややグロテスクで、品がよろしくないし、個人的には多分筋もよろしくないのではないかという気がする。 物…
景気対策で公共工事がメインにならないというのは、珍しいような気がする。 急いでまとめたので入れる余裕がなかったのか、もうそういう時代ではない、ということなのだろうか。
近所のパン屋さんに、250円くらいだがちょっと美味しい食パンが売られている。 大昔、ここの食パンは200円くらいだったのだが、当時、スーパーでは大手メーカー製の食パンが150円くらいで売られており、私は、このパン屋さんの食パンに50円を出す魅力を認め…
というのは、思いを述べるというのが正しい元々の意味で、昔のことを述べるという用法は新しいらしい。懐という字は、おもう、を表し、懐古で古を思うとなるが、懐そのものには懐かしいという意味はないのだとか。
角田和男 著 光人社NF文庫 ISBN978-4-7698-2585-2 著者の軍隊時代の経験を綴った戦記。 自らの軍隊生活を順に追った、おおよそ標準的な戦記だが、エピソード等も豊富にあり、戦記モノとしてはかなり面白い方の部類に入る本だと思う。戦記の好きな人に、お…
私立高校を選んだのは自己責任かもしれないが、三年間の間に公立高校との授業料の差が格段に開くとするならば、それは自己責任とはいえないだろう。
給油延長法は衆議院での再可決で成立する方向なのか。 公明党が再可決に反対して、福田前総理を辞任に追い込んだとかいう話はどうなったのだろう。 選挙のためなら、法案なんかどうでも良いのだろうか、やっぱり。それとも、アメリカかどこかから圧力があっ…
園池公毅 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257612-3 光合成の仕組みについて書かれた概説書。 大体の感じとして、割と教科書みたいな堅めで重厚な概説書、と考えておけば良い本か。そうしたもので良ければ、読んでみても良い本。 特に簡単ということは…
普通、自分(♂)の好きな人(♀)の親友(♀)が自分の親友(♂)に好意を抱いていると知って、その恋を応援しようとするならば、まず第一選択肢として考えることは、4人で何かをしてみる、ということではないだろうか。 読み飛ばしただけなので何らかの設定が…
時代も遷り変わって色々と変化してきてはいるのだろうが、比較すれば、やっぱり野村の給与は終身雇用的でリーマンの給与は成功報酬的ではないのだろうか。 それで人材を引き継いで、巧くやっていけるのだろうか。