2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

この本によれば、加陪仲塗という狂歌師がいたらしい。

次のHNは、土師上塗にしよう。

『写楽 江戸人としての実像』

中野三敏 著 中公新書 ISBN978-4-12-101886-1 東洲斎写楽が誰であったかに関して書かれた本。 基本的な主張としては、写楽が誰であったのかは、斎藤月岑の『増補・浮世絵類考』に「俗称斎藤十郎兵衛。江戸八丁堀に住む。阿波侯の能役者」と書かれている通り…

クリスマスとセックスの関係についてのメモ書き。

私はキリスト教を信仰していた時期もあるのだけれど「クリスマスにケーキを買ったりデートしたりする具体的な理由」は知らないし、検索しても出てこないんで教えてくだちい。 http://d.hatena.ne.jp/ululun/20070327/1174987584 クリスマスを冬至の祭りであ…

『かたき討ち 復讐の作法』

氏家幹人 著 中公新書 ISBN978-4-12-101883-0 江戸時代の敵討ちに関していろいろなことが書かれた雑学読本。 基本的に、よくある江戸読み物、と考えて間違いないが、事例もそれなりにあるし、割と良質の江戸読み物といっていいのではないだろうか。 私はこの…

『生命のセントラルドグマ RNAがおりなす分子生物学の中心教義』

武村政春 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257544-7 DNAからタンパク質が合成される過程や、RNAの機能について書かれた本。 タンパク質合成までの過程がすっきりと一通り解説されているし、書き慣れていて読みやすい感じもあって、私には良い本…

『クイズ 宇宙旅行 逃げる宇宙船に追いつくにはどう操縦する?』

中冨信夫 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257542-3 宇宙飛行に関して書かれた雑学本。 SF的なものではなく、現実の宇宙開発やそれに伴う(有人)宇宙飛行に関して、あれこれのことがクイズ形式で書かれたもの。 クイズ形式であることは、答えの誤植…

男性の一人称について

対して、男性が日常的に使用可能な一人称は多彩だ。 http://d.hatena.ne.jp/akio71/20070320 一人称というのは、キャラクターではなく、TPOによって使い分けがなされるのではないだろうか。少なくとも、東京に在住か在勤のサラリーマンにとっては。 仕事…

『皇室外交とアジア』

佐藤考一 著 平凡社新書 ISBN978-4-582-85361-2 東南アジアを中心としたアジア諸国との間の戦後の皇室外交について書かれた本。 これといったテーマはないので、基本的に、誰それがどこそこに行った、という記述がメインになる本で、個人的には、あんまり面…

破局

と、それを甘受する者の歴史意識が、歴史的現在を決めるのだとすると、おそらく私にとって、歴史的現在はバブル崩壊から始まる、といえるであろう。 ある人にとっては小泉訪朝からかもしれないし、ベルリンの壁やソ連の崩壊、あるいはアメリカに縁のある人の…

『中世賤民の宇宙 ヨーロッパ原点への旅』

阿部謹也 著 ちくま学芸文庫 ISBN978-4-480-09047-8 ヨーロッパ中世人の思惟構造に関していくつかのことが書かれた本。 11、2世紀のヨーロッパにおいて、均質的、抽象的で普遍的な、空間と時間の捉え方、モノを媒介としない人間関係、が生じたのであり、…

『採用力のある面接 ダメな面接官は学生を逃がす』

辻太一朗 著 NHK出版生活人新書 ISBN978-4-14-088212-2 採用コンサルタントが面接に関して書いた読み物。 著者のいうことも分からなくはないし、第三章が若干意義不明な他は読み物として特に悪いという訳でもないが、実技中心ではないので本書のようなも…

持ち株会社

を現すホールディングス(Holdings)というのは、当然holdから来ていると思う訳だが、略す時に、しばしばHDとするのは何故だろう。

『ワインと外交』

西川恵 著 新潮新書 ISBN978-4-10-610204-2 饗宴外交に関して書かれた本。 基本的な内容は、誰それがどこそこに行った時の饗宴には、どういう食事が出されて、飲み物(主にワイン)は何だったか、ということが記述されたもので、そんなんで面白いのかと私な…

『カラヤンとフルトヴェングラー』

中川右介 著 幻冬舎新書 ISBN978-4-344-98021-1 フルトヴェングラーからカラヤンへの世代交代劇を描いた読み物。 1934年から1955年まで、フルトヴェングラーとカラヤン、そして戦後の一時期ベルリン・フィルを指揮したチェリビダッケの動向を、それぞれクロ…

『近くて遠い中国語 日本人のカンちがい』

阿辻哲次 著 中公新書 ISBN978-4-12-101880-9 中国語に関して書かれたエッセイ。 一応、テーマというか、モチーフとしては、中国語も外国語なのだから、漢字の意味を追っていけば理解できる、などとは考えない方が良い、ということが主張されたものではある…