2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『光と電磁気 ファラデーとマクスウェルが考えたこと 電場とは何か? 磁場とは何か?』

小山慶太 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257982-7 19世紀に電磁気学を確立させたファラデーとマクスウェルについての伝記的読み物。 基本的に伝記で、電磁気学についての説明ではない。それでよければ、という本か。 個人的には、もう少し何かあって…

『あなたの知らない脳 意識は傍観者である』

デイヴィッド・イーグルマン 著/大田直子 訳 ハヤカワ文庫 ISBN978-4-15-050475-5 脳科学に関して著者の主張が書かれた本。 前半は脳科学の知見を紹介したもの、後半は、それを元に、選択の自由があったはずだからといって犯罪者を断罪するのはおかしいかも…

『少年飛行兵物語 海軍乙種飛行予科練習生の回想』

門奈鷹一郎 著 光人社NF文庫 ISBN978-4-7698-2697-6 著者の予科練時代の体験をつづったよもやまエッセイ。 全体的には、可もなく不可もなく、特にどうということはないエッセイで、興味があれば読んでみても、という本か。 予科練自体の解説もないし、現代…

『ラバウル獣医戦記 若き陸軍獣医大尉の最前線の戦い』

大森常良 著 光人社NF文庫 ISBN978-4-7698-2966-9 第二次世界大戦中にラバウルに篭城した獣医による戦記。 ラバウルというのは飛び石作戦で後方にほうって置かれた日本軍の拠点なわけで、戦闘らしい戦闘や行軍はまずほとんど存在しない戦記となっており、…