2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『こんなに変わった歴史教科書』

山本博文ほか 著 新潮文庫 ISBN978-4-10-116446-5 今の中学校の歴史教科書が昔のよりどれだけ変わったか、ということをネタに書かれた雑学本。 大体のところコンビニ文庫的な雑学本で、最新の知見を紹介したもの、というのではなく、雑学本として考えた方が…

『官僚制批判の論理と心理 デモクラシーの友と敵』

野口雅弘 著 中公新書 ISBN978-4-12-102128-1 官僚制に対しては敵対するのではなく、新自由主義と戦うため共に手を携えるべきだ、ということが主張された本。 もう少し細かく言うと、大体以下のような感じ。 近代官僚制に対する批判の大元には、画一された権…

『中国社会の見えない掟 潜規則とは何か』

加藤隆則 著 講談社現代新書 ISBN978-4-06-288123-4 現代中国社会について書かれた本。 内容としては、中国では公的な法よりも私的な関係の方が優先される、ということが書かれたもので、そうしたもので良ければ、という本か。 個人的には、現代の日本におい…

『ミシェル・フーコー』

(重田園江 著、ちくま新書)を120ページで挫折。 120ページにあるのは管理教育批判だが、この著者と私とでは見えているものが違うのだろうと分かった。疑問点二つ。 ・循環論法っぽい感じがするのだが、これは解説本だからそうなるのか、元もこんな感じなの…

『お買い物の経済心理学 何が買い手を動かすのか』

徳田賢二 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-06625-1 売り手と買い手との間で繰り広げられるゲームについて値ごろ感を中軸に書かれた本。 経済心理学的なまとめ、といえばまとめだが、とっちらかっていて、あまりまとまっていない感じはした。それでも良ければ、…