2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『棋士とAI アルファ碁から始まった未来』

王銘エン 著 岩波新書 ISBN978-4-00-431731-2 プロ棋士がアルファ碁やAIについて考察したエッセイ。 結構突っ込んで書かれた本で、それゆえの欠点もあるが、個人的には面白かったので、興味がある人にはお薦めしたい。 割とプロ棋士に語ってもらいたいと思…

『剣と清貧のヨーロッパ 中世の騎士修道会と托鉢修道会』

佐藤彰一 著 中公新書 ISBN978-4-12-102467-1 西欧の中世後半に活動した、騎士修道会と托鉢修道会という二つの修道士運動について書かれた本。 あまり全体的なテーマや方向性はなく、それぞれの雑多な寄せ集めであるが、そういうものでよければ、という本か…

『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』

川端裕人 著/海部陽介 監修 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-502037-1 ジャワ原人やフローレス原人など、アジアにいた原人について書かれた本。 大体の感じとしては、人類進化学者の研究エッセイをライターが取材を元に書いた、という感じの本で、それで…

『通じない日本語 世代差・地域差からみる言葉の不思議』

窪薗晴夫 著 平凡社新書 ISBN978-4-582-85861-7 言葉が変化するときの構造について書かれた本。 内容的には、言葉が変化した結果として起こるディスコミュニケーションについて書かれたものだが、その変化がどういう構造を持っているかの説明のほうが面白か…