2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『中世の東海道をゆく 京から鎌倉へ、旅路の風景』

榎原雅治 著 中公新書 ISBN978-4-12-101944-8 中世の東海道(京−鎌倉間の旅路)に関していくつかのことが書かれた本。 基本的には、割と細かいことをぐだぐだと考証した私の好きなタイプの歴史本で、私としては十二分に面白かったので、中世の東海道に関する…

摂取カロリーに関するメモ

摂取カロリーを計算してから一ヶ月になるので、今のところのまとめ。 ・私の場合、特に高カロリーのもの(揚げ物とか揚げ物とか揚げ物とか)を食べなければ、大体1日2000kcal以内で満腹になれるようだ。 ・体重1kgあたり1日最低でも30kcal必要らしいので…

『がん治療の常識・非常識 患者にとっての最良の選択とは?』

田中秀一 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257597-3 ガン治療の現状が批判的にまとめられた概説。 一応それなりのまとめなので、そうしたもので良ければ、読んでみても、という本か。 抗ガン剤も駄目、手術も駄目、ということで、近藤誠に近い感じはあ…

「私、この度こちらの地区の担当になりまして」

と、新入社員が飛び込み営業に回ってくるのはこの時期の常だが、考えてみたら、この挨拶はないんじゃないだろうか。 お前のところは新入社員を担当に付けるのか、しかも一年でローテーションか、ということになる訳だから。 一年目が地域担当で、二年目から…

『数論入門 証明を理解しながら学べる』

芹沢正三 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257595-9 初等整数論の教科書。 教科書なので、本当にやる気があってゆっくりと勉強したい人向けの本。 数学の教科書なんか殆ど読んだことがないので比較はできないが、多分、教科書としてなら、こんなもの、…

電子手形決済というのは、

そんなことができるのなら現金で決済した方が多分社会全体としては合理的な気がするので、進化なのか退化なのか、よく分からない。

国民年金を

保険料方式から税方式に変えて全額消費税で賄うようにすると企業の負担はゼロになるというが、企業もものを買うときには消費税を払っているのだから、交際費のように経費で落ちない分は、企業の負担になるのでは、と思ったものの、2006年の交際費損金不算入…

人間を市場価値のみではかるべきではない、

という言説は、よく分からない。 人間を価値ではかるべきではない、というのなら、ある場合にはあてはまるだろうが、市場価値だけを特別視する理由が分からないし、人間を市場価値以外の価値ではかるべきである、というのなら、具体的に市場価値以外のどんな…

『キャラクターメーカー 6つの理論とワークショップで学ぶ「つくり方」』

大塚英志 著 アスキー新書 ISBN978-4-04-870004-7 ジュブナイルにおけるキャラクターのあり方、作り方について書かれた本。 基本的には、中途半端で、丁寧な作りではなく、余り良い本だとはいえないと思う。 キャラクター作りのマニュアルとしては、他に類書…

目的税

にされると権限が及ばなくなるから、財務省としては消費税の福祉目的税化には反対なのではないだろうか、という気がするが、どうなのだろう。 それよりも、財政の健全化の方が、プライオリティが高いのだろうか。 つまり、景気が悪くなって、財政収支が悪化…

『イランの核問題』

テレーズ・デルペシュ 著/早良哲夫 訳 集英社新書 ISBN978-4-08-720441-4 イランの核開発問題について、関係各国の利害や立ち位置等がまとめられたレポート。 イランの核開発を強く懸念する立場からのまとめで、その立場からのまとめとしては、多分内容的に…

中国では

経済発展によって都市と農村との経済格差が広がっている、というのは、確かにその通りなのだろうけれども、考えてみると、こういう現象は面白い。 経済発展といっても要は都市部における商工業の発達であることは、別に中国に限らず日本においてもそうだった…

『捏造の世界史 人はなぜ騙されるのか』

奥菜秀次 著 祥伝社黄金文庫 ISBN978-4-396-31455-2 英米現代史における、事件の「真相」の捏造事件がいくつか書かれた本。 大体の傾向として、前半は、捏造に対する批判本、後半は、捏造事件に関する雑学読み物、といった本か。 ケネディ暗殺事件を扱ったテ…

本当に

浮世絵美人みたいな女の人を見かけた。笠森おせんというか、しもぶくれの川上麻衣子みたいな感じ。 浮世絵の美人図があんな感じなのは、前近代の非写実主義的な絵だからだと思っていたが、現代にもああいう感じの人がいるのだとすると、本当に江戸時代はああ…

『カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男』

エレナ・ジョリー 聞き書き/山本知子 訳 朝日新書 ISBN978-4-02-273206-4 カラシニコフが自らの人生について語った本。 内容的に、特に優れた、ということはないように思うものの、それなりの伝記といえば伝記で、著名な自動小銃の開発者であることと、旧ソ…

オバマとクリントンの戦いは、

長引くと大統領選挙に不利になる、といわれているが、かつて自民党が派閥争いで議員の名前を売ったように、民主党の指名競争が注目を集めることで、民主党候補の名前だけが浸透し、マケインが霞んでしまう、ということはないのだろうか。 アメリカの民主主義…

青いマフラー

をまいている人を先日見かけた。 マフラーというのは、ピンクや赤やベージュといった暖色系のイメージがあったので、きれいな青色のマフラーは、私には新鮮に映った。 冬には青いマフラーをしている人も普通にいて、単に、この季節にマフラーをしていたから…

『医者が患者をだますとき』

ロバート・メンデルソン 著/弓場隆 訳 PHP文庫 ISBN978-4-569-67016-4 医療を批判した本。 書かれていることはかなりの極論で、それをわきまえていればそれなりの批判ではあると思うものの、原著の出版が1979年ということで、現在ではやや古くなってしま…

ニッポン柔道は一本を取って勝つのが理想だ、

とはいうけれど、そのことは、日本からの理事がいなくなった国際柔道連盟がより一本を重視するようなルール改正に動き始めたことと矛盾する訳で、日本が、口では一本勝ちの理想を説いていながら実際は判定勝ちのこすっからい柔道を目指してきたのではないな…