2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『生命はなぜ生まれたのか 地球生物の起源の謎に迫る』

高井研 著 幻冬舎新書 ISBN978-4-344-98198-0 地球生命の誕生について書かれた本。 基本的に、著者が表に出すぎて、うざい。 それに耐えられる人、その方が面白いという人向けの本か。人を選ぶ本だと思う。 私としては、この分野についての最新の動向を知る…

『財界の正体』

川北隆雄 著 講談社現代新書 ISBN978-4-06-288087-9 財界について書かれた総花的な解説書。 全体的に、ややまとまりなくあれこれ書かれており、最初の一冊としてならこんなものかもしれないが、それ以上のものではない、という本か。 財界の力を過大に評価す…

『巨大翼竜は飛べたのか スケールと行動の動物学』

佐藤克文 著 平凡社新書 ISBN978-4-582-85568-5 生物のスケーリングに関する話。 簡単にいうならば、生物の形が相似形ならば生物の能力も大きさに比例したものになる、空を飛ぶには体重が軽い方が良く羽ばたく力は体重が重い方が強いが、羽ばたく力は体重が…

『働かないアリに意義がある 社会性昆虫の最新知見に学ぶ、集団と個の快適な関係』

長谷川英祐 著 メディアファクトリー新書 ISBN978-4-8401-3661-7 ハチ目を中心に社会性生物の生態を進化生物学的に描いたエッセイ。 エッセイなので読みやすいし、あれこれ書かれていて、楽しめる本だと思う。興味があるならば、お薦めできる本。 エッセイで…

『絶海の島ニコバル諸島戦記 インド洋最前線の孤島守備隊物語』

前田酉一 著 光人社NF文庫 ISBN978-4-7698-2669-9 太平洋戦争に従軍した著者による従軍記。 著者はまったく戦闘を経験していないので、戦記というよりは従軍記で、内容的には、内地での訓練と南の島で飢えに苦しんだことがメインという本。 この手の戦記と…