2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『バッタを倒しにアフリカへ』

前野ウルド浩太郎 著 光文社新書 ISBN978-4-334-03989-9 アフリカへバッタの研究に赴いた研究者が記した活動記録エッセイ。 研究エッセイではなく活動記録だが、エッセイなので合う人には合うだろうし、それでよければ、という本か。 面白くないとはいわない…

『人の心は読めるか? 本音と誤解の心理学』

ニコラス・エプリー 著/波多野理彩子 訳 ハヤカワ文庫NF ISBN978-4-15-050496-0 人の心を知ろうとすることに関する心理学読み物。 ありがちなそれなりの心理学読本で、それでよければ、という本か。 結論として、他人の心を知る一番よい方法は現状ではその…

『混浴と日本史』

下川耿史 著 ちくま文庫 ISBN978-4-480-43448-7 日本の混浴事情を探った歴史民俗学の本。 大和岩雄とか古くは中山太郎系の歴史民俗学の本で、それなりの本ではあるだろう。混浴の事情が知りたければ読んでみても、という本。 ただ、こういうのは圧倒的な博覧…

『謎の漢字 由来と変遷を調べてみれば』

笹原宏之 著 中公新書 ISBN978-4-12-102430-5 漢字に関して書かれた読み物。 ただ、三つの論からできているので、広く浅い一般向け漢字読本というよりは、やや狭くやや深くなった好事家向けの本か。 そうしたものでよければ、という本。 漢字読本なんだけど…