2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『メジャーの投球術 日本野球は、もう超えたか?』

丹羽政善 著 祥伝社新書 ISBN978-4-396-11106-9 大リーグにおけるピッチャーの投球術に関していろいろなことが書かれた本。 大体のところ、別に普通のスポーツコラムで、投球術云々というよりは雑多なスポーツコラムと考えた方が良い本だろうが、そうしたも…

『日本のがん医療を問う』

NHKがん特別取材班 著 新潮文庫 ISBN978-4-10-134251-1 日本のガン医療の問題点について書かれた本。 マイナス面のみが書かれた本なので、あれが足りないこれが足りない、国が悪い制度が悪い、という本だが、そうしたもので良ければ、読んでみても、とい…

褒章受賞者リスト

を見ると、元国勢調査員だの保護司だのが多い。 国勢調査員をやるインセンティブは勲章だったのか。しかし現役ではもらえないみたいだが。

『栄光 加藤隼戦闘隊 飛行第64戦隊エースパイロットの回想』

安田義人 著 学研M文庫 ISBN978-4-05-901213-9 飛行第64戦隊(加藤隼戦闘隊)のパイロットが、所属していた時のことを綴った戦記。 大体のところ、標準的な戦記といった本で、加藤隼戦闘隊の名は有名だから、戦記物の好きな人なら、読んでみても良い本だと…

『投資詐欺 身近にある罠から資産を守る法』

山崎和邦 著 講談社+α文庫 ISBN978-4-06-281187-3 詐欺に関して書かれた本。 私は別に薦めはしないが、内容的には、詐欺に関する雑学読み物というよりは、詐欺についての評論、とでも考えておいた方が良い本か。 別に薦めないというのは、一言でまとめると…

全国学力テスト、

数学は簡単だが国語は難しく感じた。 その理由をつらつらと考えてみるに、実社会において、数学の問題的な課題に直面することはままあるのに(殆どは算数の範囲だが)、国語の問題的な課題に直面することは、殆どない、のではないだろうか(ビジネス文書に、…

一・二審から供述を変えたのが許せない、

と被害者の遺族はゆうけれど、一審・二審で反省(した振りを)して無期懲役にしてもらったのに、遺族は無期では納得できんゆうし、最高裁もあかんと差し戻したのだから、それは変えざるを得ないんじゃないの。 (追記:でも高裁の裁判官の立場からいうと、上…

『幕臣たちの明治維新』

安藤優一郎 著 講談社現代新書 ISBN978-4-06-287931-6 明治維新後の旧幕臣たちの動向に関していくつかのことが書かれた本。 別にそれなりの読み物といえば読み物だが、私としては、特に面白い、といえる程の本でもなかった。 その理由は、一つは、個々のばら…

年を取って、

若い娘がいいなあ、と思うようになるのは、年を取るにつれて好みの女性の年齢の上限値が上がることによって、女性を女として見る時の評価軸に、若さ、という軸ができるからではないか、と、電車で女子高生を視姦しながら思った。 私も高校生ぐらいの頃には、…

某パソコンメーカから、

会社宛のDMが来ていて(電子メールではなくハガキ)、そこに、DMが不要ならこのサイトに行って解除手続きしろ、と書かれているのは、いかがなものか、という気がしたが、何故このメーカがうちの会社の住所なんぞを知っているのかと考えると、社員の誰か…

『起業家の銭地獄 「巨悪」欲望の暗闘史二巻』

有森隆+グループK 著 だいわ文庫 ISBN978-4-479-30166-0 栄光から挫折への道を味わった何人かのベンチャー起業家の行録。 ノンフィクションとしては、表面的で、ベンチャー起業家の行跡を軽くなぞっただけという感じの部分もなくはないが、読み物としては…

Jパワーへの外資規制

を求める人の考えの中に、原発を外国に持たれたら日本が核持てないじゃん、というのがあるだろうか。あるいは、外国からはそのように見える、ということがあるだろうか。Jパワーへの外資規制は内向きの投資鎖国である、という批判は、それを隠すための批判…

『仕事に役立つインテリジェンス 問題解決のための情報分析入門』

北岡元 著 PHP新書 ISBN978-4-569-69859-5 情報分析について書かれた本。 情報分析を行う際に人間が犯しやすいミスを指摘して、それを可能な限り避けるための情報分析手法を紹介した実用書で、おおよそ、実用書としてはこんなもの、という本か。 そうした…

カラオケでありがちなこと。

(というか、今日あったこと) 原曲キーより下げてある曲をそのまま歌うと、いつも聞いているCDの音と違うので、音程が取れず、歌えない。キーを原曲に合わせると、出だしこそ綺麗に歌いはじめられるものの、サビの部分の最高音が出せない。 なるほど。そ…

○○は必要だ

という言説が、本当に、○○が必要不可欠である、ということを意味しているならば、○○は存在しなければならない、と主張しても良いであろう。 しかしながら多くの場合、○○は必要だという言説は、○○があった方が良い、という程度のことを意味しているに過ぎず、…

『“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実』

河岸宏和 著 アスキー新書 ISBN978-4-7561-5135-3 食品の品質管理に関して書かれた本。 内容は、食品の加工や流通現場の実態を記した部分と、食品の加工・流通現場における品質管理のあり方が説かれた部分とが半分半分といったものか。 一つの本に二つのこと…

会社の側に立って考えると、

非正社員の雇用には、一度雇うと簡単には首を切ることができない正社員と異なり、経営環境や事業の伸縮に伴って、比較的自由に労働量の調整を行い得る、というメリットがあるものと考えられる。 で、あるならば、会社側はその調節性にプレミアムを支払っても…

『女は何を欲望するか?』

内田樹 著 角川oneテーマ21 ISBN978-4-04-710090-9 フェミニズムに関して書かれた本。 内容は二部に別れていて、I部は、大体のところ、フェミニストは、現在の言語は男性中心主義の元で形作られたものであるから、女性は女性としての言語を求めなければ…

オタクは、

広く浅く人と付き合うということは余りしないだろうから、狭く深い人と人との付き合い方である恋愛には幻想を持っていそうな気がする。オタクってか、俺のことだが。 つまり、さわやかなオタクが意外に非モテだったりするのは、恋愛をするなら深く付き合わな…

『裁判中毒 傍聴歴25年の驚愕秘録』

今井亮一 著 角川oneテーマ21 ISBN978-4-04-710134-0 有罪率99%以上の馴れ合い裁判を揶揄した本。 確かに形としては裁判傍聴記だが、メインモチーフは、裁判に現れた検察と裁判官との馴れ合い――上級審ではまず間違いなく国に有利な判決が出るとか否認…

スポーツは

ルールに則って行うべきだ、という主張は半分しか正しくないから(ルールは変えることもできるのだから)、ビジネスはルールに則って行うべきだ、という主張も半分しか正しくないであろう。

『銃を持つ民主主義 「アメリカという国」のなりたち』

松尾文夫 著 小学館文庫 ISBN978-4-09-408257-9 アメリカの好戦的な面が書かれた本。 基本的に、感傷的で、論理的ではないので、私は好きになれる本ではなかった。 銃を持てることと好戦的であることとは、必ずしも同一ではないし、メイフラワー誓約からマニ…

ちなみに、

斎藤環氏はオタクを二次元で抜ける人と定義したのであるが、三次元の人が何らかのメッセージをオーラのように放っているのだとするならば、オタクではない人は、そのようなメッセージを放っていない二次元では抜けない、という可能性もあるのだろうか。 (他…

四月に入って、

ビジネス街では新入社員らしき人の姿を見かけるようになったが、誰が新入社員であるか、ということは、基本的には服装によって判別する部分が大きい訳で、服というのは、このようにメッセージを発しているのだ、ということが分かる。 しかるに、他人に余り関…