2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『「地価」はつくられている あなたのその投資、大丈夫?』

濠壱成 著 リュウ・ブックス アステ新書 ISBN978-4-7667-1053-3 不動産鑑定や不動産投資に関して書かれた本。 不動産鑑定や不動産投資の内実を批判した、内情暴露系の読み物、と考えておけば良い本か。 陰謀論っぽいところも多々あるし、というか、本書の主…

ネガティブ

でいいじゃないか、ポジティブなんてくたばっちまえ、とポジティブに主張するのは、違うような気がした。

小泉容疑者は私に似ている気がするが、

別に、20代も40代も中身はたいして変わらないでしょ、とは思う。 20代から成長して、40代で違う中身になったというのなら、それは、20代幼稚過ぎ、ということにしかならないし、実際に20代と40代で思考が異なったりするのは、20代は独身で新米社員、40代は既…

ネタばれ

○○→ひまわり、××→健気。

本屋さんに行く途中、

ダチョウ倶楽部みたいな芸人さんがロケをやっていて、声が馬鹿でかかったのが印象的だった(ネタではなく、番組冒頭のプレゼンみたいなのをしていた。テレビでは多分普通の音声になるのだろうと思う)。 アフレコしないのかとか、いつもそうなのかとか、よく…

『激辛! 夏風高校カレー部(いもうと付)』

(神楽坂淳 著/君平ユウキ イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫)が面白かった。 途中、○○が××、という話があって、何で○○が××なんだよ、これだからラノベは、と毒づいていたら、ラストはその種明かしだった。脱帽。 妹は空気だが、シリーズ化する気なの…

『世界を読みとく数学入門 日常に隠された「数」をめぐる冒険』

小島寛之 著 角川ソフィア文庫 ISBN978-4-04-409101-9 色々な数を巡って書かれた数学の本。 私の感想としては、好事家向けに書かれた一般向けの本、という感じの本か。 つまり、解説は好事家向けなので一般向けには難しく、解説されている内容は一般向けなの…

『手ごわい頭脳 アメリカン弁護士の思考法』

コリン P.A. ジョーンズ 著 新潮新書 ISBN978-4-10-610286-8 主に、アメリカの弁護士がどういう考えで活動を行っているか、ということが書かれた本。 大体のところ、アメリカの弁護士や弁護活動に関する読み物、と考えておけば良い本か。英米法が判例法であ…

似非科学に対する科学の美徳

科学というのが、敗れた論に退場を促しやすいシステムであることは、間違いないだろう。 天動説もフロギストンもエーテルも獲得形質の遺伝も、退場した。 敗れた論が退場するとは、勝ち残った論への集中が起こるということで、勝ち残った論への一本化と、勝…

『ストラディヴァリウス』

横山進一 著 アスキー新書 ISBN978-4-04-867417-1 ストラディヴァリに関して書かれた本。 ストラディヴァリと彼が作った楽器やその来歴等に関して、やや漫然と書かれた本だが、ストラディヴァリの生涯や人となりについては今となっては必ずしもよく分かって…

レトリックなのだろうとはいえ、

自分の作品を芸術とか美術品とか言っちゃう奴は、もうエンタメには帰ってこないだろうなあ。

『殿様の通信簿』

磯田道史 著 新潮文庫 ISBN978-4-10-135871-0 江戸時代初期の何人かの大名について書かれた読み物。 個人的な印象として、タイプ的には、作家が書くような歴史読み物、と考えておくのが良いような本か。個人的、というのは、私が必ずしもそういうのが好きで…

国民皆保険の維持を前提とする限り、

高所得者と低所得者が購入する医療サービスの総額に格差をつけることは難しいから(差額ベッド代等はあるが、あれは保険に含まれないし)、所得再分配機能を強化しない医療制度改革案は、基本的に低所得層への逆進性を持つことになるのではないだろうか。 医…

現代において

労働者の所得格差が拡大しており、且つ、その原因がグローバリズムの進展にあって、途上国からの安価な労働製品の輸入により国内における単純労働の価値が下がっていることにあるのならば、多分国内において下がった分は途上国において上がっているのだろう…

『黄金郷伝説 スペインとイギリスの探検帝国主義』

山田篤美 著 中公新書 ISBN978-4-12-101964-6 南米グアヤナ高原に対する、スペインやイギリスの侵略の歴史を語った物語。 侵略がメインテーマなので、ややグロテスクで、品がよろしくないし、個人的には多分筋もよろしくないのではないかという気がする。 物…