ゴリゴリの左派リベラリストによる正義論

『正義とは何か 現代政治哲学の6つの視点』神島裕子 著中公新書ISBN978-4-12-102505-0ゴリゴリの左派リベラリストによるロールズ以降の正義論の解説。そうしたものなので、それでもよければ、という本か。個人的には、実現不可能な理念がそこまで立派なもの…

甲陽軍鑑は再評価される傾向にはあるが

『戦う大名行列』乃至政彦 著ベスト新書ISBN978-4-584-12575-5上杉謙信など、戦国大名の軍隊隊列について書かれた本。軍記ものに依拠しすぎているきらいはあると思うが、それでよければ、という本か。話としては面白かった。内容的には、先頭から鉄砲、弓、…

紹介というよりは光秀論

『明智光秀 残虐と謀略 一級史料で読み解く』橋場日月 著祥伝社新書ISBN978-4-396-111546-3明智光秀について書かれた本。一次史料を軸としたものではあるが、やや思い込みというか思い入れが強く、著者なりの光秀観を描いたもの、と考えておいたほうがよい本…

『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて』 藤井一至 著 光文社新書 ISBN978-4-334-03468-1 土壌についての入門読み物。 土の成り立ちや農業とのかかわりを書いたもので、光文社新書らしい簡便で読みやすい入門書ではあると思う。それでよければ読ん…

『徳政令 なぜ借金は返さなければならないのか』早島大祐 著講談社現代新書ISBN978-4-06-512902-9室町時代の徳政令について書かれた本。基本的には結構面白かった。やや浅い気はするが、興味があるならば読んでみてもよい本か。浅いというのは、本書に対する…

『今日から使える微分方程式 普及版 例題で身につく理系の必須テクニック』飽本一裕 著講談社ブルーバックスISBN978-4-06-512904-3微分方程式の解き方を解説した本。それなりには面白くて、それなりにはやさしいが、それなりには難しくて、それなり以上のも…

『フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体』藤岡換太郎 著講談社ブルーバックスISBN978-4-06-512871-8フォッサマグナについて書かれた本。フォッサマグナに関して現状分かっていることのまとめと、フォッサマグナがどのように生成したかについての…

『現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論』瀧澤弘和 著中公新書ISBN978-4-12-102501-2現在における経済学の展開を素描した本。基本的に、法則の発見を目指して市場均衡における精緻な数理モデルの確立を追及した新古典派経済学から、現代ではゲーム理論…

『こうして知財は炎上する ビジネスに役立つ13の基礎知識』稲穂健市 著NHK出版新書ISBN978-4-14-088558-1知財に関するトラブルをネタに、知財についての基礎的な知識を解説した本。トラブルメインというよりは解説メインなので、卑俗な野次馬欲求はあまり…

『一度太るとなぜ痩せにくい? 食欲と肥満の科学』新谷隆史 著光文社新書ISBN978-4-334-04364-3食欲と肥満に関しての生化学のまとめ。光文社新書らしい入門まとめで、入門まとめでよければ読んでみても、という本か。あんまりすっきり切れる感じはなく、力ず…

『戦国大名と分国法』清水克行 著岩波新書ISBN978-4-00-431729-6分国法について書かれた本。特段これといったテーマはなく分国法に関していくつかのことが書かれたもので、新書レベルの紹介としてはまずまず、という本か。興味があるならば読んでみても、と…