2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『チンパンジー ことばのない彼らが語ること』

中村美知夫 著 中公新書 ISBN978-4-12-101997-4 チンパンジー学についていくつかのことが書かれた本。 内容としては、人間に近いというチンパンジーの一般的なイメージに反駁したり、霊長類学に批判的なことをいったり、チンパンジーの生態について書いたり…

『徴税権力 国税庁の研究』

落合博実 著 文春文庫 ISBN978-4-16-776601-6 国税庁を長年担当してきた記者が国税庁の税務調査姿勢について書いた本。 税務調査一般、というのではなく、国税当局が有力な納税者に対してどのように取り組んできたか、というよりは、取り組んでこなかったの…

『人間はウソをつく動物である 保険調査員の事件簿』

伊野上裕伸 著 中公新書ラクレ ISBN978-4-12-150313-8 損害保険の調査に携わっていた著者が、当時の経験などを書いたエッセイ。 保険調査員としてのエピソードが書かれたもの、といえば書かれたものだが、事故を装って保険金を騙し取ったり、火事を起こして…

『作家とは何か 小説道場・総論』

森村誠一 著 角川oneテーマ21 ISBN978-4-04-710186-9 著者が作家としての心構えなどについて語った本。 小説の指南書を分冊にしたものの一冊で、分冊になってはいるが、多分、全部読む小説家志望の人向けの本なのだろう。 分冊にしたせいか、まとまっても…