2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『昭和戦前期の政党政治 二大政党制はなぜ挫折したのか』

筒井清忠 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-06687-9 加藤高明から犬養毅まで、昭和戦前期の日本の政党内閣の流れを追った本。 政党政治が何故挫折したかという問題設定から書かれたものではあるが、ほぼ流れを追った通史と考えていい。そうしたものでよければ、…

『「超」入門 微分積分 学校では教えてくれない「考え方のコツ」』

神永正博 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257786-1 微積分についての入門書。 超入門と謳っているだけにやさしくはあるのだろうが、別にありがちな入門書だと思う。そうしたものでよければ、という本。 最後の辺りは何をやっているのかよく分からん、…

『犯罪者はどこに目をつけているか』

清永賢二・清永奈穂 著 新潮新書 ISBN978-4-10-610486-2 犯罪予防に関して書かれた本。 内容的には要するに、近隣の人と一緒に防犯意識を高めろ、というもので、そうしたものでよければ、という本か。 タイトルになっているような犯罪者がどこを見ているかと…

『その科学が成功を決める』

リチャード・ワイズマン 著/木村博江 訳 文春文庫 ISBN978-4-16-765184-8 自己啓発系の雑学本。 一応、様々な自己啓発系の言説のうち科学論文になって有効性が認められているものや科学論文で有効性が否定されているものをいくつか挙げたものだが、あまりま…

『「普天間」交渉秘録』

守屋武昌 著 新潮文庫 ISBN978-4-10-136661-6 元防衛事務次官の回想録。 普天間基地の移設問題が一応の中心ではあるが、本としては、普天間の話というより事務次官の回想録であり、それよりも自己弁護の本だと考えておいた方がいい。そうしたものでよければ…