国民皆保険の維持を前提とする限り、

高所得者低所得者が購入する医療サービスの総額に格差をつけることは難しいから(差額ベッド代等はあるが、あれは保険に含まれないし)、所得再分配機能を強化しない医療制度改革案は、基本的に低所得層への逆進性を持つことになるのではないだろうか。
医療制度改革が弱者に不利なものであるからといって、それだけでは、その改革案がだめな理由にはならないかもしれない。