2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

思い入れはあるのだろうが

『言語学講義 その起源と未来』加藤重広 著ちくま新書ISBN978-4-480-07209-2言語学に関していくつかのことが書かれた本。概説や講義ではなく、著者が言語学に感じている想いをつづったもの。想いをつづったということで、あえて良く言えばエッセイっぽい部分…

火盗読本

『火付盗賊改 鬼と呼ばれた江戸の「特別捜査官」』高橋義夫 著中公新書ISBN978-4-12-102531-9火付盗賊改について書かれた読み物。正確に、ではないが、時代小説ファンに向けて火付盗賊改の実態を探ろうとした本と考えておけば、当たらずといえども遠からず、…

やや中途半端か

『宇宙はなぜブラックホールを造ったのか』谷口義明 著光文社新書ISBN978-4-334-04395-7ブラックホールに関して書かれた本。簡便なまとめ、といえばまとめだが、中級者向けにはあまりこれといった内容はなく、初心者向きにはやや説明がおざなりであるような…

今すぐ契約書にサインを

『ネット階級社会 GAFAが牛耳る新世界のルール』アンドリュー・キーン 著/中島由華 訳ハヤカワ文庫NFISBN978-4-15-050536-3GAFAに代表される一部の勝ち組企業がのさばるインターネットの現状を悲観的に描いた本。何もかもが悪いほうへ向かっていま…