2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『改訂版 ヨーロッパ史における戦争』

マイケル・ハワード 著/奥村房夫・奥村大作 訳 中公文庫 ISBN978-4-12-205318-2 中世後半から現代までの、ヨーロッパにおける戦争の歴史を概説した本。 別に硬いということはないが、概説は概説。いろいろと書かれているし、興味深くはあるが、読んで面白い…

『ガロアの群論 方程式はなぜ解けなかったのか』

中村亨 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257684-0 ガロアの群論に関する入門書。 一応、1の三乗根のうちで1でないものを示すωくらいの他は、中学校の数学レベルから書かれているので、入門書といえば入門書。多少苦労しても良いという人なら、読んで…

『全体主義』

エンツォ・トラヴェルソ 著/柱本元彦 訳 平凡社新書 ISBN978-4-582-85522-7 全体主義という用語の歴史を粗描した本。 ひとつの概念史、といえば、そうした小史だが、特別な内容はないと思うし、分かりやすくはないし、翻訳文体で読みにくいし、で、特に薦め…