2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『海賊の日本史』

山内譲 著 講談社現代新書 ISBN978-4-06-511961-7 日本史上に現れる海賊の実態を追おうとした本。 よくいえば海賊についての一通りのまとめ、だが、ばらばらの細切れでまとまりはない。一応の歴史読み物にはなっているだろうから、それでよければ、という本…

『「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで』

国立がん研究センター研究所 編 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-512093-4 がん研究についての現状のまとめ。 完全に理解するには結構難しめだとは思うが、まとめではあるので、それでよければ、という本か。 DNAや免疫機構などに関して、知らないと背…

『「上から目線」の構造<完全版>』

(榎本博明 著 日経ビジネス人文庫)を40ページで挫折。 小此木啓吾とか岸田秀とかの系列の心理社会読み物で、私はそういったものが大好きなので手を出してみたが、本書は駄目だった。 いいからエビデンス持って来いよ、という感じ。 小此木啓吾とかも今読ん…

『離散数学「ものを分ける理論」 問題解決のアルゴリズムをつくる』

徳田雄洋 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-511756-9 分割してものを分けるときに公平になるような数学的アルゴリズムを探った本。 面白いといえば面白いし、めちゃくちゃに難しいわけではないが、一言でいえばとっつきにくい本か。何をやっているのか…

『超予測力 不確実な時代の先を読む10ヵ条』

フィリップ・E・テトロック&ダン・ガードナー 著/土方奈美 訳 ハヤカワ文庫NF ISBN978-4-15-050522-6 予測に関する大規模実験での成績上位者を分析して正しい予測をするのに必要な考え方を導き出そうとした本。 あまり突飛な内容ではなく、その分すごい…