2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

管理教育に対する

批判や告発には誇張が多い、というのが経験に基づく私の意見だが、それを持論とするならば、旧日本陸軍や、とりわけその内務班に対する批判や告発にも、誇張が多い、とせねばならないのではないだろうか。 (もっとも内務班についても、上位者の人柄によって…

『高校野球「裏」ビジネス』

軍司貞則 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-06407-3 少年野球や高校野球の関係者に生徒の進路のこと等を取材したルポ。 裏ビジネスというタイトルになっていて、確かに、そういう内容もあるし、執筆動機としてはその通りのモチーフなのではあろうが、大体の感じ…

郵便受けに

溜まったチラシ等をごみ箱に入れるいつもの日常作業にいそしんでいる時にふと気が付いたのだが、新聞のチラシ(折り込み広告ではなく新聞社自体の拡販用チラシ)は、日経のものばかりで、読売や朝日のチラシは入っていた記憶がない。 読売や朝日は拡張を諦め…

『サイパン特派員の見た玉砕の島 米軍上陸前のマリアナ諸島の実態』

高橋義樹 著 光人社NF文庫 ISBN978-4-7698-2563-0 海軍報道班員だった著者が、米軍上陸間際のマリアナ諸島での体験を綴った本。 米軍上陸以後や捕虜時代の体験は殆ど書かれておらず、あくまで、サブタイトルにあるように、米軍上陸前のマリアナ諸島のこと…

最近、

福田内閣の支持率が下がってきているみたいだが、現在衆議院で圧倒的な多数を占める自民党としては、衆議院の解散総選挙は来年の任期切れ直前までしたくないだろうから、結構なオンボロ御輿になっても、来年の春までは担ぎ続けるのが得策、というものではな…

チベット騒動では、

自民党から何らかの決議案を衆議院に提出する動きがあっても良さそうに思うが、余りそういう話は聞かない。 そんな決議案を出されて一番困るのは多分日本政府だろうから、きちんとコントロールされているということなのか、日本政府から自民党に、それに見合…

愛知県に

一宮市というところがあるが、一宮市に一宮があるのなら、尾張国一宮は熱田神宮ではない、ということなのか、と思ってググッたら、熱田神宮のみならず伊勢神宮も伊勢国の一宮ではないらしい。 一宮なんて結構駄目駄目ではないかとも思ったり。

『ラジオの戦争責任』

坂本慎一 著 PHP新書 ISBN978-4-569-69775-8 戦前のラジオに携わった人々5人の列伝風読み物。 一応、大体の主題としては、それらの人々の活躍を通じて、戦前の時代の日本においてラジオが持った影響力の大きさを説いたものであり、その影響力の大きさか…

『ボクたちクラシックつながり ピアニストが読む音楽マンガ』

青柳いづみこ 著 文春新書 ISBN978-4-16-660622-1 ピアニストが音楽マンガをネタに書いたエッセイ。 音楽マンガといっても、多くは『のだめカンタービレ』で、ずっと離れた2位と3位に、『神童』と『ピアノの森』。こんなことなら、この両者に関する記述を…

この間あんなことを書いたのに、

今朝の日経はまたベタに民主党寄りだった。 昨日、日銀総裁の後継人事問題で政府・与党が下手をうったから一気に流れが変わった、ということも考えられるが、あんまりそんな感じはなかったし、日銀総裁人事問題だけが民主党寄りになったのでもないから、編集…

『原発・正力・CIA 機密文書で読む昭和裏面史』

有馬哲夫 著 新潮新書 ISBN978-4-10-610249-3 1950年代の原発導入を巡る正力松太郎とCIAとのかかわりを描いたノンフィクション読み物。 基本的な図式としては、原子力導入という実績をてこに、総理を目指し、総理の権限を使ってマイクロ波通信網を建設し…

女性は、

他人が自分と同じ服を着ていることを非常に嫌がる、という話はよく聞くが、ファッション雑誌と連携した通販サイトで雑誌に載っている服を売る、というのは、どうなのだろう。被る可能性が大きそうな気がするが。田舎の方へ行けば、地元の店で買った方が被る…

現代に継がれる薩摩の郷中教育、

というキャッチコピーは結構嫌だ。 BL好きな腐女子なお母様方は、自分の息子にそういう教育はOKなのだろうか(今時そんな教育はないと思うが、多分)。どっかの芸能プロに入れるのとたいして変わらん、という気もするが、あっちは成功すればそれなりにで…

『足利義満 消された日本国王』

小島毅 著 光文社新書 ISBN978-4-334-03440-5 足利義満に関していくつかのことが書かれた歴史評論。 中心となるモチーフとしては、タイトルにあるように、足利義満は東アジア情勢を適切に睨んで明から日本国王に封じてもらったのに、その偉業を封印して隠し…

新銀行東京への

追加出資問題で、出資に反対しているマスコミが、出資に賛成している自民党は余り叩かずに、反対の姿勢に徹しきれない民主党を叩く、というのも面白い。

『悪魔という救い』

菊地章太 著 朝日新書 ISBN978-4-02-273198-2 悪魔憑きや悪魔祓いに関していくつかのことが書かれた本。 悪魔祓いという宗教民俗についての紹介と、悪魔憑きや悪魔祓いをネタに書かれた評論との中間くらいにある本で、従って――前者だと思って後者だときつい…

『東大で教えた社会人学』

草間俊介/畑村洋太郎 著 文春文庫 ISBN978-4-16-774601-8 社会人としての常識がこまごまと書かれた本。 連帯保証人にはなるな、とか、所得税の仕組みとかの、社会人としての常識的な事柄がこまごまと書かれたもので、大体、雑学コラム集とでも考えておけば…

今日の名古屋国際で、

オリンピックに3大会連続で女子マラソン選手を送り込むことが確実になった(多分)天満屋には、選手が10人しかいないのか。 そんなに少ないとは知らなかった。 若手が多いし、今春には6人入るそうだし、相当厳しいふるいにかけられているのかもしれないが。…

単純労働の生産性は、

先進国でも発展途上国でもそんなに大きな差はないだろうから、先進国と発展途上国の間の単純労働に対する賃金の差は、生産性の差ではなく、先進国の方が周囲に高い生産性を持って高い賃金を得られる人が多いために、その賃金との比較や支払い余力によって、…

でも、

逆に考えれば、これからは社員旅行も駄目になるのかもね。

会社の金で

社員旅行に行く民間会社はいくらでもあるだろうに、税金で社員旅行に行く財団法人を悪いとする理屈はよく分からない。 でも、接待交際費で飲み食いする社員はいくらでもいるだろうに、税金で官官接待するのは許せないような気がする。 税務当局も、社員旅行…

『「中国問題」の内幕』

清水美和 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-06409-7 主として政権内の権力闘争を軸に、現代中国に関して書かれた時事読み物。 大体のところ、別に標準的な時事読み物で、時事読み物としては悪くはない本だと思うので、時事読み物で良ければ読んでみても、という…

『心理諜報戦』

野田敬生 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-06411-0 プロパガンダや偽情報を使った宣伝、欺瞞工作等に関して書かれた本。 定義や分類や用語解説といったこまごまとした事項の羅列が多く、一冊の読み物としては、余り良い本ではないと思う。なんというか、ちょう…

女性タレントの実際の年齢が38歳

などと報道されてしまっては、裁判には勝っても勝負には負けたようなものだろう。 「訴えたらお前の実年齢がばれることになるんだぜ」というエロ小説を思い付いたが、実年齢が高いと萎えてしまうのが難点か。

『秀吉の接待 毛利輝元上洛日記を読み解く』

二木謙一 著 学研新書 ISBN978-4-05-403468-6 毛利輝元が豊臣秀吉に臣従し、初めて上洛した時の記録を解説した本。 この著者の専門的にか服装とか食事とかの風俗考証が多いが、後は、大体ありがちな、史料を解説したものとしてはごく普通の本か。 こうした史…