2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『人間・始皇帝』

鶴間和幸 著 岩波新書 ISBN978-4-00-431563-6 始皇帝に関して書かれた本。 基本的には、近年になってから出土した資史料によって「史記」の記述に齟齬が出てきた点をまとめたもので、そうしたものでよければ、という本か。 主題的には、伝記ではなく「史記」…

『残念なメダリスト チャンピオンに学ぶ人生勝利学・失敗学』

山口香 著 中公新書ラクレ ISBN978-4-12-150539-2 アスリートの引退後に関して書かれたエッセイ。 私としてはとても面白かったが、基本的には、何かについて書かれた本というのではなく、山口香のエッセイが読みたければ、という本か。それでよければ面白い…

『キャリア官僚 人事・採用のからくり 激変する出世レース』

岸宣仁 著 中公新書ラクレ ISBN978-4-150536-1 上級国家公務員の採用や出世格差の実際を紹介した本。 批判的ではあるが、通俗的であり、特に、というほどの本ではないと思う。紹介としては一つの紹介だろうから、それでもよければ、というところか。 近年の…

『心臓の力 休めない臓器はなぜ「それ」を宿したのか』

柿沼由彦 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257929-2 心筋細胞がアセチルコリンを生産することに関していろいろと書かれた本。 心臓がアセチルコリンを生産することを発見したのが著者だということで、著者の研究に関して書かれた本ではあり、そうした…