2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

テーマがややうざい

『我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの』藤崎慎吾 著講談社ブルーバックスISBN978-4-06-516778-6人工生命を創ることによって生命を研究しようという合成物理学を通じて生命を探ろうとした本。様々な合成生物学を紹介したもの、でもある…

分析はできていない感じ

『日英インテリジェンス戦史 チャーチルと太平洋戦争』小谷賢 著ハヤカワ文庫NFISBN978-4-15-050544-8太平洋戦争勃発直前の時期にイギリスがどのような日本の情報を得て、どのように動いたかを紹介した本。全体としてイギリスの対外折衝史という以上のもの…

軽い紹介

『「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実』山口慎太郎 著光文社新書ISBN978-4-334-04422-0結婚や子育てに関する統計研究をいくつか紹介した本。母乳で育てると数年は健康状態が良くなるが成長すればそこまでの差はない、とか…

上から目線を感じる

『民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか』瀬木比呂志 著講談社現代新書ISBN978-4-06-516724-3民事裁判の実際について書かれた本。訴え、弁論、人証、和解、判決、上訴という民事裁判の流れにそって、民事裁判の行われ方などを記したもの。取り立ててどうこ…

訓詁

『憲法学の病』篠田英朗 著新潮新書ISBN978-4-10-610822-8日本の憲法学村を批判した本。つづめて言えば要するに、日本国憲法は国連を中心とした国際法に隣接したものであるのに日本の憲法学ではそれを拒否している、という批判を九条解釈を中心に行ったもの…