2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『戦後政治家暴言録』

保阪正康 著 中公新書ラクレ ISBN4-12-150173-X 戦後における政治家の暴言や失言をいくつか集めた本。 暴言を集めたただの雑学本といえば、雑学本だが、今の時代は右傾化や政治的無関心によって暴言が出やすくなっている、ということが、テーマとして書かれ…

今までが丸投げだったので、その先入観で丸投げに見える、という可能性はあるだろう。

『人はなぜ学歴にこだわるのか。』

小田嶋隆 著 光文社知恵の森文庫 ISBN4-334-78350-3 学歴に関して書かれたエッセイ。 特にこれといったテーマはないので、全体的に、社会派エッセイ、としか言い様がないもの。 普通にエッセイなので、著者の雑誌連載やブログを読んで楽しんでいるような人(…

郵政民営化は政治家小泉の長年の持論だったのだから、一家言持っていても良さそうに思うのだが、相も変わらずの丸投げに見えるのは、何故だろう。 a.スローガンだけで内容については何の見識も持っていなかった。 b.丸投げに見えるのが小泉政治のやり方であ…

GWに遊ぶゲームソフトでも買おうとゲームショップに行ったら、某回線業者の拡販員に捕まってしまった。ソフト選んでいる時に、逃げようがない。おちおちゲームも買っていられん時代になった。拡販員を置くようになるとは、ソフマップもそこまで零落れたのだ…

『裏支配 いま明かされる田中角栄の真実』

田中良紹 著 講談社+α文庫 ISBN4-06-256919-1 田中派の番記者であった著者の体験を基に、80年代の政治の流れを追った本。 大体のところは、中曽根内閣と竹下内閣の時代の日本政治の流れを田中派の動向を軸に追ったありがちな政治読み物、と考えて大きな間…

北朝鮮が日本の策謀を主張することも、第三国向けには必要なのだろう。アメリカや韓国、対米協調路線のロシアに効果があるかどうか、は分からないから、専ら中国向け、ということなのだろうか。日本の対北朝鮮経済制裁に対して、中国が、北朝鮮は日本政府の…

世界最大のカルデラは阿蘇カルデラだと素朴に信じていたが、違っていたらしい。 『プレイボーイ』の不安煽りまくりのヨタ記事でも正しい内容があることが分かった。 ↓下記参照。世界最大はトバカルデラと。 http://hakone.eri.u-tokyo.ac.jp/kazan/Question/…

『批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義』

廣野由美子 著 中公新書 ISBN4-12-101790-0 『フランケンシュタイン』を例に様々な小説批評のありようを述べた本。 あれこれの批評が総花的に集められた概説で、たとえるなら、ゼミで輪読する副読本、といった感じの本か。そういうものとして書かれたのかど…

かつて北朝鮮がテロを行った際、北朝鮮は、それは南による策謀だ、と主張して、日本国内の左派勢力はおおむねそれを受け入れてきた訳で、横田めぐみさんの遺骨とされる骨のDNA鑑定の結果を北朝鮮がそれは日本政府による捏造だと主張していることもそれと…

『御家騒動 大名家を揺るがした権力闘争』

福田千鶴 著 中公新書 ISBN4-12-101788-9 近世前半の色々な御家騒動が書かれた本。 下剋上も厭わなかった戦国時代的な主従関係から、御家を大事とする近世の伝統的固定的な主従関係への変化を背景的なモチーフとしながら、その過程にある近世前半に起きた様…

『明治デモクラシー』

坂野潤治 著 岩波新書 ISBN4-00-430939-5 主に、明治時代の民主主義陣営の動向に関するスケッチ。 つまるところ何がいいたいのか、という明快なテーマは殆どなく、スケッチという以外にはない、なんだかよく分からない本ではあって、それは本書の大きな欠点…

一般論としていえば、相手の出自をあげつらうのは、その相手に能力では勝てない時だろう。そこまで落ちぶれたくはないものだ。

『日本の古代語を探る 詩学への道』

西郷信綱 著 集英社新書 ISBN4-08-720284-4 古語に関してあれこれのことが書かれた小論集。 全体的にいって、正規の論文にするにはいささか心許ない発想や考究等を書きまとめたもの、といった感じの本か。そうしたもので良ければ読んでみても、というところ…

つまりあれだ。

何十代からの基礎化粧品、とかいっているのは、その歳になっても綺麗な肌でいたかったら、若いうちからこれを使え、ということなのだろうか。よく分からない論理展開ではある。

『夢と欲望のコスメ戦争』

三田村蕗子 著 新潮新書 ISBN4-10-610109-2 化粧品に関していくつかのことが書かれたコラム集。 個人的に、最終第7章のみ結構興味深かったが、他の章は、百貨店の舞台裏と題された第6章はそこそこ、残りは、これといって特別なことはないただの雑学本、と…

今朝、いつもと違う道を歩いていると、駅の精算機の前に行列ができていた。あれは、いつもは一駅分くらい定期代をちょろまかしているが、今朝は雨だったので歩かずに電車を乗り過ごした人たちなのだろうか。あるいは、時期が時期だから、新人研修とかで本来…

近くの中華料理屋の前に人が並んでいた。普段、人が並んでいることはないし、別に美味しいという評判も聞いたことはないので、春休み最後の日曜日の夕食時、というのが大きかったのではあろうが、それにしても、今度何かの時に入ってみようか、と思ってしま…

『幕末気分』

野口武彦 著 講談社文庫 ISBN4-06-275038-4 幕末のいくつかのエピソードを描いたエッセイ。 結構好き勝手に書かれているので、ノンフィクションというよりはエッセイと捉えた方が良い本か。エッセイなので、面白いと思う人には、多分面白い本なのだろう。 私…