2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『オイラーの公式がわかる 数学の至宝を知る』

原岡喜重 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257818-9 オイラーの公式に関して書かれた本。 基本的に、オイラーの公式の導入と、その応用例が書かれた本で、興味深くはあるが簡単ではないと思う。それでよければ、という本か。 いってみれば、オイラーの…

『宇宙は無数にあるのか』

佐藤勝彦 著 集英社新書 ISBN978-4-08-720694-4 人間原理に関して書かれた宇宙論の読み物。 宇宙を支配する物理法則や定数が人間を生み出すのに都合よく微調整されているという問題は、マルチバースを考えれば、多くの宇宙の中でたまたま人間に都合のいい宇…

『古語と現代語のあいだ ミッシングリンクを紐解く』

白石良夫 著 NHK出版新書 ISBN978-4-14-088409-6 雑多な論集。 一応古語と現代語の間のミッシングリンクという軸はあるが、テーマではないし、無理やり設定してある感じでチグハグな印象があることは否めない。雑多な論集でよければ、という本か。 内容が…

『ヒトの心はどう進化したのか 狩猟採集生活が生んだもの』

鈴木光太郎 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-06720-3 ヒトが他の動物と異なるどういう特色を持っているかについて書かれた雑録。 エッセイといっても論というよりは雑録で、あれこれいろいろ書かれただけのものだが、そうしたものでよければ、という本か。 なん…

『新・ローマ帝国衰亡史』

南川高志 著 岩波新書 ISBN978-4-00-431426-4 三世紀末から五世紀初頭にかけて、衰亡するローマ史を追った本。 この時代の政治史が書かれた小著といえば、そうした小著。この時代のローマ史が書かれた本が読みたければ読んでみても、という本か。 ただ、著者…