2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『中世日本の予言書 <未来記>を読む』

小峯和明 著 岩波新書 ISBN978-4-00-431061-7 中世日本に広く存在した予言書に関して書かれた本。 一文でいって、かなりの好事家向けの歴史読み物、といった感じの本で、だから、本書を面白いと思える程の中世日本史に関する知識と興味がある人には、面白い…

上海

から始まった世界的な株安だが、同時刻に開いていたはずの日本市場は同じ日にはそんなに反応せず、ヨーロッパとアメリカの市場が下がったら、一日遅れで反応するんだな。

『なぜ人の脳だけが大きくなったのか 人類進化最大の謎に挑む』

濱田穣 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257540-9 人類進化における脳の巨大化とそれに伴う身体、社会の変容について書かれた本。 別に悪いということはないので、こういうのが好きならば読んでみても、という本だが、個人的には、そんなに、面白い、…

『入門 たのしい植物学 植物たちが魅せるふしぎな世界』

田中修 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257539-3 植物学エッセイ。 大体のところ別に普通にありそうな植物学エッセイで、書き慣れていて読みやすい感じはあるので、エッセイとして悪くない本ではないだろうか。 ブルーバックスというより講談社文庫で…

『進化しすぎた脳 中高生と語る[大脳生理学]の最前線』

池谷裕二 著 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-257538-6 脳科学についての入門読み物。 基本的に、小人数の中高生相手に行った講義を活字にしたもので、別に難しくはないと思うので、多分、初学者向けにはそれなりに分かりやすい入門読み物なのだろう。 そ…

『日本を甦らせる政治思想 現代コミュニタリアニズム入門』

菊池理夫 著 講談社現代新書 ISBN978-4-06-149875-4 コミュニタリアニズムについての入門書。 全体的にいって、反対者の黒い面と自身の白い面だけを見れば、こういう風に見えないこともないのだろう、という本か。 結構玉虫色の本。コミュニタリアニズムは共…

安倍首相と小泉前首相

がマスコミ等に見せるパフォーマンスには余りに違いがある訳だが、小泉が巧すぎたのだからしょうがない、と今までは思っていたものの、宮本をミヤケと間違えた話を聞くに、なんらかのノウハウがあって、一応安倍は小泉の後継なのだから、ノウハウの継承が行…

『輸入学問の功罪 この翻訳わかりますか?』

鈴木直 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-06342-7 ドイツ哲学の思想書の翻訳に関して、いくつかのことが書かれた本。 モチーフとしては、翻訳の文章が日本語として分かりにくいのは何故か、ということが探求されたもので、全体を巧く直線的につなげれば一つのテ…

本日の教訓。 FAXで回答をよこせという文書には、FAX番号を書いておくべきだ。

『数のエッセイ』

一松信 著 ちくま学芸文庫 ISBN978-4-480-09041-6 数学エッセイ。 主に40年近く前の科学雑誌の連載を中心に、数学に関連したエッセイを集めた本(の文庫落ち)。 エッセイそのものは特にどうということはない普通のエッセイなので、これで面白い人には面白…

受験生

というのは、結構あからさまに受験番号で管理されるものだが、人を番号で呼ぶことは、相手に対して失礼に当たるのではないのだろうか。 名前は仮に付けられたものにすぎないのだから、私個人としてはどうでも良いのだが、社会的な通念として。 他に客を番号…

『犬も平気でうそをつく?』

スタンレー・コリン 著 木村博江 訳 文春文庫 ISBN978-4-16-765161-9 認知科学的な観点から犬の心の動きについて書かれた本。 主として、嗅覚や学習行動や意識等といった、犬の認知科学的な側面を描いたもので、別に専門的ではないが、雑学読み物という程、…