2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『戦国仏教 中世社会と日蓮宗』

湯浅治久 著 中公新書 ISBN978-4-12-101983-7 中世における日蓮宗の展開に関して書かれた本。 テーマ的にややまとまりはなく、論というよりはエッセイという感じの本か。中世日蓮宗に関して雑多に書かれたエッセイ、ということで良いのなら、読んでみても良…

『日本は原子爆弾をつくれるのか』

山田克哉 著 PHP新書 ISBN978-4-569-70644-3 原爆に関して書かれた本。 内容は、原子爆弾や原子炉の基本説明が七割、原爆の作り方が二割、日本が核を持つのにどの程度時間がかかるかという考察が一割、といったところで、日本が核を開発できるのかという…

新銀行を作ったのは石原都知事の失政だ、

というのは良いのだけれど、石原は新銀行設立を公約に選挙を戦った訳で、新銀行の設立が石原の失政ならそれは要するに石原を選んだ選挙民が馬鹿だったということだから、街頭演説でそれを言うのは、微妙に違うような気がした。

『ビジネスマンのための法務力』

芦原一郎 著 朝日新書 ISBN978-4-02-273256-9 ビジネスにおいて法的な問題を扱う能力をどのように高めていくか、ということについて書かれたビジネス書。 ビジネスにおいて法的な問題を扱う能力が必要だ、という前提には、やや理想論的なきらいはあるが、実…

『学校では教えない数学のツボ 11頭のロバを3人でどう分けるか』

小林吹代 著 だいわ文庫 ISBN978-4-479-30216-2 初等数学を使った簡単な数学の読み物。 数学読み物としては、特にということもないが、別にこんなもの、という感じの数学読み物だと思う。算数に毛が生えたクラスの簡単な数学読み物で良ければ、読んでみても…

『マグマの地球科学 火山の下で何が起きているか』

鎌田浩毅 著 中公新書 ISBN978-4-12-101978-3 マグマの地殻内部での挙動等が書かれた本。 地殻内でのマグマの動きや変化が中心なので、内容的に特色はあって、面白いが、ただ、科学を学ぶには、とか、科学者がどうの、とかいう話題が結構あり、それが個人的…