2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

あまり分かりやすい本ではない

『百姓一揆』若尾政希 著岩波新書ISBN978-4-00-431750-0百姓一揆が表象している近世の政治思想を探ろうとした本。表象という、そういう分かりにくい本だし、はっきりした結論めいたものもなくグダグダしているので、あまりいい本だとは思えないが、そういう…

ほぼ教科書

『はじめての解析学 微分、積分から量子力学まで』原岡喜重 著講談社ブルーバックスISBN978-4-06-513853-3解析学の初心者向け教科書。新書一冊に収まっているし数学史を踏まえた構成にもなっているので教科書というより読み物なのだろうが、私の立ち位置くら…

分かりにくくないかな

『独楽の科学 回転する物体はなぜ倒れないのか?』山崎詩郎 著講談社ブルーバックスISBN978-4-06-513855-7コマについて書かれた本。電子のスピンとかブラックホールとかの名前も出てはくるが、コマに関連した科学読本というよりは本当にコマの科学的特性が書…