2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『古本通 市場・探索・蔵書の魅力』

樽見博 著 平凡社新書 ISBN4-582-85318-8 古本に関していろいろと書かれた本。 おそらく、古本好きによる古本好きのためのエッセイ、といった感じのもので、つまり多分確実なのは、私が本書を楽しめる程古本好きではなかった、ということだろう。 面白い人に…

ホリエモン痩せたな。 これからは拘置所ダイエットの時代だ。 デブの有名人が犯罪を犯した場合、出所した時に姿形が変わっていて当人と分からず、社会復帰が巧くいくかもしれない。

最近、人材派遣会社の飛び込み営業がよく来る。 それだけ、今は人材派遣業界が儲かっているのだろう、というのは分かるが、何故この時期なのか、というのが、微妙に分からない。 例年の傾向からいうと、ゴールデンウィーク明けくらいが生命保険会社の営業で…

『大山康晴の晩節』

河口俊彦 著 新潮文庫 ISBN4-10-126513-5 大山康晴について書かれた将棋読み物。 ややまとまりに欠ける面がなくはないが、大体のところ、大山康晴論、と考えて良い本だと思う。 その大山康晴論を、実際に大山が指した将棋の棋譜を使って(棋士論だから当たり…

『華族 近代日本貴族の虚像と実像』

小田部雄次 著 中公新書 ISBN4-12-101836-2 華族についての概説的な通史本。 内容的、記述的には、やや堅苦しい概説書であり、概説的な通史としては、こんなものといえばこんなもの、といった感じの本ではあるのだろうが、読み物として面白いようなところは…

『思春期の危機をどう見るか』

(尾木直樹著、岩波新書)を拾い読みした。 (一応、第1章まではまともに読んだが、挫折したのでその後拾い読み) 基本的には、よくある岩波新書の、勝手にやっていて下さいという左翼本。 佐世保で起きた同級生殺害事件における行政の対応を批判した部分は…

中国が、日本が主張する経済水域に航行禁止区域を設けた件で、あっさり引き下がったのは、結構拍子抜けだが、予め無理筋だと思っていたのなら、元々どういう意図があってやったのだろう。 単に日本側の反応を見た、というのなら、これまでのガス田の経緯を考…

ということは、

ライオニゼーションの結果、一卵性双生児の場合、男性の双子よりも女性の双子の方が似ていないのだろうか。

『猫のなるほど不思議学 知られざる生態の謎に迫る』

岩崎るりは 著 小山秀一 監修 講談社ブルーバックス ISBN4-06-257513-2 猫好きによる猫好きのための猫ガイド。 ブルーバックスなので主知主義的な面はあるが、割と普通というか、ありがちな、猫に関するガイドブックだと考えて良い本だろう。 あれこれ考察さ…

『「イスラムvs.西欧」の近代』

加藤博 著 講談社現代新書 ISBN4-06-149832-0 近代エジプトの思想家が近代をどのように考えていたのかを検討した本。 しかし、著者が何をいおうとしているのかは、私にはさっぱり分からなかった。 内容的には、ナポレオン侵攻以降の近代エジプト史の流れを追…

昔は、左右両陣営といえば、右が自国中心主義で左が国際協調路線、だったものだが、今は、右が、新自由主義に基づくグローバル競争の元での市場整備のための国際協調路線、左が、グローバル競争を敵視する自国産業優先の自国中心主義、になっているような感…

北朝鮮の高官が日本に来ている時に拉致被害者に関するDNA鑑定結果を発表する、というのは、別に陰謀論でなく関係があると思うが、どういう意図があるのかよく分からない。 六ヶ国協議を頓挫させるのが、日本政府の狙いなんだろうか。 それとも、外務省は…

『江戸時代の設計者 異能の武将・藤堂高虎』

藤田達生 著 講談社現代新書 ISBN4-06-149830-4 藤堂高虎についての評伝。 講演を元にしているせいかどうか、論証が余りないので、基本的に、私は歴史書として良い本だとは思わない。 豊臣政権の中央集権的な政策によって地方が疲弊した、というような概念的…

『不老不死のサイエンス』

三井洋司 著 新潮新書 ISBN4-610159-9 老化と寿命に関する研究の現状を簡略にまとめた本。 新潮新書らしい簡略なまとめ、といえば、確かにその通りのものではあるが、ただし、レトリックや文章表現には、余り巧くなく分かり辛い箇所がある。 (エンドセリン…

民主党の代表選は、盛り上がって注目されているのに、今更一本化などといっている奴は、本気だとしたら政治センスがないとしか思えない。寧ろ死ぬまでやって欲しい。

『ルート66をゆく アメリカの「保守」を訪ねて』

松尾理也 著 新潮新書 ISBN4-10-610157-2 大都市ではない地方におけるアメリカの保守に関するリポート。 産経新聞の記者が自新聞に連載したものを元にした本、ということで、アメリカの保守に対して、共感乃至は少なくとも好意的に理解しようという態度が強…

『ドキュメント 精神鑑定』

林幸司 著 洋泉社:新書y ISBN4-86248-008-X 精神鑑定についての入門的な読み物。 ケーススタディを中心に、精神鑑定の進め方やその法的根拠等が書かれたもので、特に優れたという程ではないが、入門読み物としては、まずまずこんなもの、という本か。 興味…

『大本営報道部 言論統制と戦意昂揚の実際』

平櫛孝 著 光人社NF文庫 ISBN4-7698-2485-8 大本営報道部にいた著者が、大本営報道部の構成と太平洋戦争史とを書き記した私家版の記録。 内容的には、大本営報道部の機構や職員等の概略と、大本営発表と実際の戦闘戦果との差から太平洋戦争を辿った戦史。…