2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
『フロイスの見た戦国日本』(川崎桃太著、中公文庫)を50pで挫折した。 基本的に、ルイス・フロイス『日本史』の無批判の紹介本。 ダイジェストだからしょうがない、という考えはあり得るだろうが、それにしても、という感じか。余りに批判精神がなさすぎで…
FFXIIクリア。 製作者が発売を延期したくなる気持ちがよく分かるゲームであった。 しかし少しくらい延期しただけで、どこをどう直せば面白くなるのかは、さっぱり思いつかないが。企画を通した段階で間違いだったということか。 金かけて作った以上、売らざ…
高山文彦 著 文春新書 ISBN4-16-660492-9 麻原彰晃の生い立ちが書かれた読み物。 一応、オウム真理教設立の頃までの松本智津夫の足取りを辿ったもの、といえば辿ったものだが、焦点がぼやけているというか、著者が強く出過ぎというか、伝記というより、ノン…
関哲行 著 講談社現代新書 ISBN4-06-149820-7 サンティアゴ巡礼に関していくつかのことが書かれた本。 ヨーロッパ中世に盛んになった、スペイン北西部にある聖地(聖ヤコブの遺骸があるとされる)サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼について、いろい…
増田直紀/今野紀雄 著 講談社ブルーバックス ISBN4-06-257511-6 大体のところ、ネットワークのモデル化に関して書かれた本。 主に、現実のネットワークをどのようにモデル化して捉えるのか、というようなことが書かれたものと考えておけば、多分大過ない。…
広瀬立成 著 講談社ブルーバックス ISBN4-06-257505-01 素粒子論について書かれた本。 一応、タイトルにある通り、対称性を鍵として描かれたものではあるが、実際にそれをどこまで特色として評価して良いのかは、やや疑問に思う。最初の方に出てくる鏡の対称…
好井裕明 著 光文社新書 ISBN4-334-03343-1 フィールドワークの手法に関して書かれた本。 端的にいって、私には好きになれる本ではなかった。 面白いと思う人には面白いのかもしれないから、好きな人だけ勝手に読んでいて下さい、という本か。 私としては、…
私の経験によれば、若いうちは自分の欲望に悩むものだが、歳を重ねるにつれて、だんだんそういうことはなくなってくるのではないだろうか。 高校生が、何故人を殺してはいけないのか、と問うたりするが、あれは欲望のある若いうちだからこそ出てくる悩みであ…
鈴木照雄 訳 講談社学術文庫 ISBN4-06-159749-3 マルクス・アウレリウスの思索メモ。 基本的には、多分逐語訳に近い感じの、分かり難い文体の本ではある。手元にないので詳しく比較した訳ではないが、岩波文庫版の方が読みやすい感じがした。 いずれにしても…
コンソメと銘打ったのに食肉の煮出し汁を使っていなかった味の素が駄目なのは分かるが、コシヒカリを使って「コシヒカリ使用」を謳ったのに100%でないから駄目だとされたエスビー食品は、可哀想な気がする。 やっぱり、コメだから厳しいのだろうか。 あるい…
亡くなった演出家久世光彦の葬儀のニュースで、各局各番組が「寺内貫太郎一家」の同じ場面を流していたのは、50年代の番組みたいにビデオが残っていないということはないだろうから、権利の関係だと思うが、誰が決めたのだろう。 というか、故人の業績に触れ…
小菅正夫 著 角川oneテーマ21 ISBN4-04-710037-4 「行動展示」で成功を納めている旭山動物園園長のエッセイ。 旭山動物園で実際に行ったことの他、動物園の経営論、組織論、動物園論のようなことまでがあれこれと雑多に書かれた本で、総花的で、まとまり…
天野郁夫 著 ちくま学芸文庫 ISBN4-480-08966-7 産業社会においては不可避的に学歴社会化が進むという観点から、日本の学歴社会成立の歴史を追った本。 内容的には、多分、良質の社会科学系の書なのだろう。読みたいという人ならば読んでみても、という本か…
で、日本の高校生が気力がないといわれている件。 基本的に思うのは、進学率の違いを考慮に入れて欲しい、ということであるが、それとは別に一ついえるのは、最近日本で問題になった、学力低下の問題と格差拡大の問題とは、同じ背景を抱えているのだろう、と…
チンジャオロースやホイコーローは中国風の読みなのに、八宝菜は、何故日本風の読みなのだろうか。 小籠包は、シャオロンポウかショウロンポウか、とか。 と思ったが、グーグルでは112件vs87600件で、圧倒的にショウロンポウか。 というか、中国語なら包はパ…