2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『がん検診は誤解だらけ 何を選んでどう受ける』

斎藤博 著 NHK出版生活人新書 ISBN978-4-14-088306-8 ガン検診に対しての啓蒙書。 ガン検診を行い、受けることについてのメリットやその判断の仕方などが書かれたもので、分かりやすく順を追って書かれているので、啓蒙書としてまずまず良い本だと思う。…

『論理病をなおす! 処方箋としての詭弁』

香西秀信 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-06516-2 詭弁に関して書かれた読み物。 テーマ云々は余り関係なく、読み物、と考えておけば良い本か。割と面白かったので、読み物で良ければ、読んでみても良い本だと思う。 テーマがあるとしたら、詭弁にも正しい場合…

『正倉院ガラスは何を語るか 白琉璃碗に古代世界が見える』

由水常雄 著 中公新書 ISBN978-4-12-102025-3 正倉院にあるガラス器に関して雑多に書かれた本。 類品の出土分布や、復元品の作成方法や、これらの品々が正倉院に入った過程等に関して、かなりまとまりなく、手広くばらばらに書かれた雑文集。これでも一冊の…

『これを読まずに「江戸」を語るな』

氏家幹人 著 祥伝社黄金文庫 ISBN978-4-396-31495-8 江戸読み物。 特にどうということもない江戸読み物だが、小説雑誌の連載を中心にまとめたものということで、すらすらと読める軽い読み物ではある。そうしたもので良ければ、読んでみても、という本。読み…

『平家の群像 物語から史実へ』

高橋昌明 著 岩波新書 ISBN978-4-00-431212-3 没落する平家の人々を追った本。 モチーフとしては、平家の人々を追って、平家の内部事情が一枚岩ではなかったことを描こうとしたもので、大体のところ、普通の歴史読み物、という本か。そうしたもので良ければ…

『増補 ノーベル賞経済学者の大罪』

ディアドラ・N・マクロスキー 著/赤羽隆夫 訳 ちくま学芸文庫 ISBN978-4-480-09250-2 経済学を批判した本。 現役の経済学者が書いた本だから具体的で細かくはあるが、大枠では、現実を見ていないという経済学に対するありがちな批判と同工異曲だろう。 こ…