2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『遺伝人類学入門 チンギス・ハンのDNAは何を語るか』

太田博樹 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-07138-5 DNAから人類集団の変遷を探求する遺伝人類学についての入門書。 おおよそ標準的な入門書といったところで、入門書でよければという本か。 高校生や大学生くらいの人が遺伝人類学という学問のあり方を知るた…

『戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略』

平川新 著 中公新書 ISBN978-4-12-102481-7 戦国時代末期の日本と、日本周辺に進出してきたヨーロッパ列強との関係を探った本。 大体のところ、関係史ではあるし一側面ではあるが、歴史の本線とまではいえない、といった感じの本だろうか。 そうしたものでよ…

『データサイエンス入門』

竹村彰通 著 岩波新書 ISBN978-4-00-431713-5 データサイエンスがどのようなものであるかを軽く紹介した本。 よくいえば、入門の入門。悪くいえば、あまりに表面をなぞっただけで深い中身はない。中学生くらいで本当にまったく何の前提知識のない人にはこれ…

『もうひとつの脳 ニューロンを支配する影の主役「グリア細胞」』

R・ダグラス・フィールズ 著/小西史朗 監訳 小松佳代子 訳 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-502054-8 グリア細胞に関して、現状分かっていることのまとめ。 特別ではないがそれなりの本で、読んでみたければ読んでみても、というものか。 大部の本の割…