2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

郵政造反組の自民党復党

は、コソコソと小泉から逃げ回ったイメージのある復党組と、別に人気低下で更迭された訳ではない小泉前総裁の路線を踏み外したイメージのある安部新総裁と、自民党全体、という三つのイメージダウンを引き起こしたように思われる。 これを避けるためにはどう…

『シーア派 台頭するイスラーム少数派』

桜井啓子 著 中公新書 ISBN4-12-101866-4 シーア派について書かれた概説書。 別に良い本だとは思わないが、それなりの概説といえば概説、という本か。 積極的に薦めることはしないが、興味があって概説で良ければ、読んでみても、というところ。新書レベルの…

マンガでクラシック音楽

が主題として扱われる場合、形式より内容、というロマン主義的なものになることが多いのだろうか、やっぱり。 取り敢えず理由としては、 ・形式重視の古典主義よりも分かりやすい ・っていうか、形式なんてそもそもマンガでどうやって表現するんだ? ・主人…

『グリム童話の世界 ヨーロッパ文化の深層へ』

高橋義人 著 岩波新書 ISBN4-00-431041-5 グリム童話の何篇かについての神話解釈的なことが述べられた本。 「シンデレラ」が灰かぶりの時期を過ごした後、美しく輝いて王子と結婚するのは、冬から夏へという農耕儀礼的な遷移である、とか、「蛙の王さま」の…

『善と悪 倫理学への招待』

大庭健 著 岩波新書 ISBN4-00-431039-3 倫理の成立する基について考察した本。 なんだかよく分からない感じはあるが、倫理の成立する基について考察した、といえば、確かにそうした本か。 余り良い本だとは思わないが、そういうことを問題にするような本では…

『そんな謝罪では会社が危ない』

田中辰巳 著 文春文庫 ISBN4-16-771711-5 主に企業の謝罪のあり方が説かれたビジネス読み物。 企業向けに危機管理のコンサルティングを行っている著者が、企業謝罪の失敗の要因や謝罪に向けた心構え等を述べたもので、割とまとまっていて読みやすいので、興…

『二・二六事件とその時代 昭和期日本の構造』

筒井清忠 著 ちくま学芸文庫 ISBN4-480-09017-7 2・26事件を中心に、昭和初期の陸軍や超国家主義思想の動向が書かれた論文集。 一応、2・26事件は(楽観的、非現実的な夢想ではなく)排斥されつつあった皇道派が一発逆転を狙って自身に有利な暫定政権の…

若い内は、(自分に残された)時間が無限にあると考えているかのように振る舞うものだが、歳を取るにつれ、時間の有限さが分かってくるようになるものだろう。 例えば、社長交代の時期が迫っている会社に、現在56歳になる副社長がいるとする。その会社では…

『真説 鉄砲伝来』

宇田川武久 著 平凡社新書 ISBN4-582-85346-3 戦国時代の日本における鉄砲の伝播浸透状況について書かれた本。 主軸としては、武芸である炮術の秘伝書を紐解いて、秘伝書が物語る戦国期日本の鉄砲の伝播状況を明らかにしようとした本だが、文章のせいなのか…

『松浦武四郎と江戸の百名山』

中村博男 著 平凡社新書 ISBN4-582-85344-7 松浦武四郎が登った山々について書かれた本。 内容的には、松浦が残した紀行文の紹介と現代の観光ガイドが半々、といった感じの本で、つまり本当に、松浦武四郎が登った山々について書かれた本。どこどこの登山口…

メルボルンカップで日本の馬がワンツーを決めたが、一応は菊花賞を勝っているデルタブルースはともかく、500万から4連勝でぶっこ抜いたとはいえ目黒記念しか勝っていないポップロックが2着にこれるものなのか。 しかし、この話題が全然テレビニュースに出…

『ラバウル戦犯弁護人』(松浦義教 著 光人社NF文庫)を39pで挫折した。 基本的に日本軍擁護の保守反動的イデオロギー臭が強いし、仏陀の十大弟子が「すべてアーリヤ族(バラモン)であったという」、などと書かれているのを見て、その先を読む気が失せた。…

『僕は八路軍の少年兵だった 中国人民解放軍での十年間』

山口盈文 著 光人社NF文庫 ISBN4-7698-2507-2 敗戦後に中国で人民解放軍の兵士となった人物による半自伝的な回想録。 大体のところ、別に普通の回想雑録で、敗戦の混乱とその後の中国大陸を体験してきたというのは貴重な経験だろうから、興味があるならば…

あら、契約システムがトラブっているソフトバンクの携帯は、テレビCMはやめてないのか。飴玉をしゃぶらせれば黙る、という判断なのだろうか。