2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『残留日本兵 アジアに生きた一万人の戦後』

林英一 著 中公新書 ISBN978-4-12-102175-5 第二次世界大戦後のアジア各地に残った残留日本兵について書かれた本。 いろいろな事例をかき集めた断片的、総花的な本で、そういうものでよければ、という本か。 特にというものはないと思う。 序章のタイトルが…

『植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫』

田中修 著 中公新書 ISBN978-4-12-102174-8 植物雑学本。 植物が生き残るためにどんな機能や仕組みを持っているか、を中心に書かれたものだが、一言でいえば、雑学本としかいいようがない。雑学本でよければ、という本か。 特にということはないが、悪くもな…

『重機関銃分隊長のルソン戦記 戦場を駆けた一兵士の青春』

川崎恵一郎 著 光人社NF文庫 ISBN978-4-7698-2746-7 著者による従軍記。 特別ではないが悪くはない従軍記で、従軍記としては可もなく不可もなくといったところか。そうしたものでよければ、読んでみても、という本。 四年近い軍隊生活を一冊にまとめている…

『化石の分子生物学 生命進化の謎を解く』

更科功 著 講談社現代新書 ISBN978-4-06-288166-1 古生物の分子生物学に関していくつかのことが書かれた本。 読み物といえば一つの読み物だが、成功事例はあまり多くなく、個人的にはそれほど面白いとは思わなかった。 常温核融合について書かれた本なんかも…

『ツタンカーメン 少年王の謎』

河合望 著 集英社新書 ISBN978-4-08-720649-4 ツタンカーメンについて書かれた本。 ハワード・カーターによる王墓発掘から現在この王について分かっていることまで一通りまとめたもので、あまり分かりやすくはないと思うが新書らしいまとめではあり、そうし…

『功利主義入門 はじめての倫理学』

児玉聡 著 ちくま新書 ISBN978-4-480-06671-8 功利主義を紹介した本。 入門書というよりは紹介した本だが、いろいろ考えられていて思弁的なので面白くはあった。こういうものを読もうという人は思弁的なものが好きだろうし、興味があれば読んでみてもよい本…