2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

挫折

『ダンゴムシに心はあるのか』(森山徹 著)を第一章の途中で挫折した。 もともと、「と」っぽいのだが、 学会で審査の上公表 →当該の学会がどうかは知らないが、学会の審査なんてほとんど形式的なものだろう 心が脳の特定部位であるならば、その機能が失わ…

『谷干城 憂国の明治人』

小林和幸 著 中公新書 ISBN978-4-12-102103-8 谷干城についての小伝。 多分谷贔屓ではあるのだろうが、新書レベルの伝記としては普通の伝記か。興味があるのなら読んでみても、という本。 おそらくは過度に谷贔屓であるだろうこと、谷の生涯の中心となる明治…

『モーツァルトを「造った」男 ケッヘルと同時代のウィーン』

小宮正安 著 講談社現代新書 ISBN978-4-06-288096-1 ケッヘルと彼が生きた時代に関して書かれた本。 マイナーな時代のマイナーな人物に焦点を当ててみました、という本で、それなりの本だとは思うが、どこまでもマイナー。 特別でもないが悪くもなく。そうし…

『生態系は誰のため?』

花里孝幸 著 ちくまプリマー新書 ISBN978-4-480-68857-6 生態学に関する入門読み物。 モチーフ的には、生態学の基本的な考え方を紹介しながら、世にはびこる通俗的な環境問題対策を批判したもの。入門読み物で良ければ、悪くはない本だと思う。 基本的な考え…

『空想法律読本』

盛田栄一 著 メディアファクトリー新書 ISBN978-4-8401-3838-3 60〜70年代の特撮番組をネタに、それらのドラマで起こった事件が法律的に見てどのように解釈されるかを語った本。 要するにネタ読み物。 ネタ読み物としては面白いが、ネタ読み物以上のものはあ…

『不道徳な経済学 擁護できないものを擁護する』

橘玲 訳・文/ウォルター・ブロック 著 講談社+α文庫 ISBN978-4-06-281414-0 無政府主義的なリバタリアンによる自由原理主義、市場原理主義鼓舞の本。 要するにプロパガンダ。 極論だし、現実の自由市場は著者が説くほどには巧く動かないと思うが、プロパガ…