年を取って、

若い娘がいいなあ、と思うようになるのは、年を取るにつれて好みの女性の年齢の上限値が上がることによって、女性を女として見る時の評価軸に、若さ、という軸ができるからではないか、と、電車で女子高生を視姦しながら思った。
私も高校生ぐらいの頃には、若い娘がいいなあ、とは思わなかったように記憶しているのだが、そもそも高校生くらいの男子にとって欲望の対象となる異性は同年齢の女子高生くらいが殆どな訳で、事実上若い娘のみを女として評価しているのだから、女性に対する評価軸に若さは入ってきようがないのではないか。
より高年齢の女性を女として意識するようになって初めて、若い―年取った、という軸が意味を持つようになり、若い娘はいいなあ、と思えるようになるのではないだろうか。
つまり、若い娘をいいなあ、と思うのは、熟女もいいなあ、と思うからである。という論理はしかし、熟女の彼女や古女房に若い娘に視線が行っていることを見咎められた時の言い訳としては、使えないかもしれない。諸君の健闘を祈る。