四月に入って、

ビジネス街では新入社員らしき人の姿を見かけるようになったが、誰が新入社員であるか、ということは、基本的には服装によって判別する部分が大きい訳で、服というのは、このようにメッセージを発しているのだ、ということが分かる。
しかるに、他人に余り関心がないオタクの私は、他人が新入社員かどうかに別に関心はないし、他人がどんな服を着ているのかにも関心がない。
このことを鑑みるに、けだし、ファッションとは服装によってメッセージを発することであり、(他人の)服が発するメッセージを読み取ることに関心がない人が(自分の)服が発するメッセージをコントロールすることは原理的に無理だろうから、オタクを他人に余り関心を持てない人、と定義できるのなら、オタクは、自然状態として、服装に無頓着であり、アキバ系ファッションがよく似合う人、なのではないだろうか。