『ルート66をゆく アメリカの「保守」を訪ねて』

松尾理也 著
新潮新書
ISBN4-10-610157-2
大都市ではない地方におけるアメリカの保守に関するリポート。
産経新聞の記者が自新聞に連載したものを元にした本、ということで、アメリカの保守に対して、共感乃至は少なくとも好意的に理解しようという態度が強いことが特色であるが、それ以外は、モンキートライアルとか反東部スタブリッシュメントとか移民問題とかの、ありがちな現状報告、と考えて間違いはない。
著者の見聞を記したリポート、という以上のものではないが、それで良ければ、読んでみても、という本か。
特別でもないが悪くもなく。一つのリポートではあるだろうから、興味があるのならば読んでみても、という本だろう。
メモ1点。
・IDは、建前上キリスト教とは無関係を装って、科学教育の場に出ようとしていた。