読み物としてなら

『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』
ルイス・ダートネル 著/東郷えりか 訳
河出文庫
ISBN978-4-309-46480-0
現代科学技術の助けを受けずにどれだけ科学技術を使えるか考察してみた読み物。
読み物としては面白くないわけではないが、あまりそれ以上のものはない、というところか。読み物で良ければ、という本。
旋盤も振り子時計もソーダガラスも、本書を読んだ程度でできる気は、私にはしない。
そういう知識を持った人が生き残っていればできる、というところか。
過度な期待は抱かず、読み物程度と考えれば、これもあり。
そうしたもので良ければ、という本だろう。