『科学哲学講義』

森田邦久 著
ちくま新書
ISBN978-4-480-06670-1
科学哲学に関する入門読み物。
よくいえば、科学は体系的な統合モデルの中で実証されてきたものだ、というような主張があるのかもしれないが、入門読み物と考えておいた方がいいと思う。入門読み物でよければ、という本か。
個々の話題については軽く触れる程度でとっちらかっている印象はあるし、本書の説明ではっきり分かるかといえば疑問だと思うし、その中で何かを主張されてもという感じではあるが、入門読み物としてはこんなものなんだろう。
よくできたとは思わないが悪くはないと思う。
入門読み物でよければ読んでみても、という本だろう。