『古語の謎 書き替えられる読みと意味』

白石良夫 著
中公新書
ISBN978-4-12-102083-3
近世・近代の古学、古典文献学に関する批判エッセイ。
いくつかの事例を挙げて近世古学及び近代文献学の限界やドタバタ振りを指摘した本で、こうした批判はたいてい面白いものではあるから、そうしたもので良ければ読んでみても、という本か。他人の不幸は蜜の味。専門家には、別の視点からの反論もあるのだろうとは思う。
そうした批判なので、それで良ければ、というところ。
古学や文献学に対する批判エッセイで良ければ、読んでみても、という本だろう。