『「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンス』

好井裕明
光文社新書
ISBN4-334-03343-1
フィールドワークの手法に関して書かれた本。
端的にいって、私には好きになれる本ではなかった。
面白いと思う人には面白いのかもしれないから、好きな人だけ勝手に読んでいて下さい、という本か。
私としては、元々フィールドワーク系の本で好きなものは余りなく、些細な日常を批判的に見ようとする左翼的心情が気に入らないし、入門書というよりは宣伝啓蒙書といった感じで宣伝臭が強いし、基本的には成果ではなくて手法が書かれた本なのだが、どちらが面白いかといって、面白いのは、手法ではなくて、その手法によって得られた成果の方であろうし。
私はパス。