『藤原道長の日常生活』

倉本一宏 著
講談社現代新書
ISBN978-4-06-288196-8
御堂関白記』などの古記録の記述を元に藤原道長について紹介した本。
この時代のことに興味があってよく調べている人向きか。いろいろ参考になる人なら面白く読める本なのだろうと思う。そういう人向きの本。
テーマもないので、藤原道長のことをよく知らない人に特別面白いという本ではないと思う。
あと、こういう本というのは一次史料絶対主義に陥りがちで、本書も少なくとも片足突っ込んでいる感じはある。
個人的には、それほど取り立てて、という本ではなかった。
この時代のことに興味があって、古記録の紹介でよければ、という本だろう。