第一章だけは面白い

『戦国、まずい飯!』
黒澤はゆま 著
集英社インターナショナル新書
ISBN978-4-7976-8048-5
戦国時代の料理にチャレンジしました、という読み物。
雑誌かなにかの連載っぽい感じの、やや雑多な適当なまとめ。小説家が書いているので読みやすくはあり、読み物で良ければ、という本か。
ただ、第一章の赤米は文句なく面白いが、それ以降はややまちまち。
玉石混合というか、結局のところ第一章を除くと、それほどでもない気がする。
読み物としては、読めないほどではない。
それでも良ければ、というところだろう。
以下メモ
・戦国時代の庶民は、早生で収穫量が多く災害に強い、中国から渡ってきた大唐米などと呼ばれる赤っぽいコメを多く食べていた。
・大豆は馬のたんぱく源なので、戦国時代の味噌は糠味噌であることが多い。