『東京裁判の教訓』

保阪正康
朝日新書
ISBN978-4-02-273220-0
東京裁判に関して書かれた本。
全体的には、東京裁判の流れをたどった読み物的な本で、読み物としてなら、多分それなりの本なのだろうから、そうしたもので良ければ、読んでみても、という本か。
ただし、東京裁判という論争的な話題で、どちらかといえばややのほほんとした読み物というのは、私としては物足りなくはあった。
特別にこれといった内容もないと思うし、著者の史観に賛同できて、読み物で良い、という人向け。余り、強くお薦める要素はないと思う。
そうしたもので良ければ、という本だろう。