『入門 公共政策学 社会問題を解決する「新しい知」』

秋吉貴雄 著
中公新書
ISBN978-4-12-102439-8
社会問題に対する政策がどのように策定され、実行されるかを描いた本。
よくいえば、公共政策学が学問としてどのように成り立っているか説明したものではあるが、事実上は、政策が決定され実行されるプロセスを解説したものと考えていいと思う。それでよければ、そうしたもの、という本か。
政治のことは全然知らない人とか、高校生くらい向きの入門書としては、あるかもしれない。
ただし、それ以上の内容は、ほぼまったくなかった。
個人的には物足りなかったが、入門書としてなら、という本だろう。