『ヒトの心はどう進化したのか 狩猟採集生活が生んだもの』

鈴木光太郎 著
ちくま新書
ISBN978-4-480-06720-3
ヒトが他の動物と異なるどういう特色を持っているかについて書かれた雑録。
エッセイといっても論というよりは雑録で、あれこれいろいろ書かれただけのものだが、そうしたものでよければ、という本か。
なんとかのサルみたいな本は結構いくらでもあって、その中でどうしても本書をというほどの売りはないと思うが、研究もいろいろ進んでいるから新しいものの方がいいだろうし、これはこれで、というところか。
あれこれすでに興味を持って読んでいる人には特に付け加えることはないが、それほどでもない人にはそれなりだと思う。
そうしたものでよければ、という本だろう。