『かなづかいの歴史 日本語を書くということ』

今野真二
中公新書
ISBN978-4-12-102254-7
仮名遣いの歴史に関してあれこれのことが書かれた雑録エッセイ集。
雑録だが、よくいえばエッセイ集ではあるので、それでよければ、という本か。
テーマは拡散的で、とっちらかっている印象。仮名遣いの歴史が知りたくて読むような本ではないと思う。
一つのエッセイ集ではあるので、だから駄目とはいえないし、それでよければ、という本だろう。

以下メモ。
・江戸時代から明治にかけて、「ゆ」が「い」と書かれることがあった。指→いびとか。かゆい→かいいは、分からなくもない。かわいい→かわゆいくらいの互換性はあるのかもしれない。