『ナノカーボンの科学 セレンディピティーから始まった大発見の物語』

篠原久典 著
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-257566-9
フラーレンカーボンナノチューブの発見、研究史が書かれた読み物。
著者によれば、これらの物質が偶然に発見された、ということが面白い、のだそうで、それを中心に描かれた話ではあるのだが、私にはそれのどこが面白いのかはよくは分からなかった。
なので、私の感じたところでは、余りドラマのないあっさりした風味の読み物。
後は、別に普通の読み物だろうから、こうした偶然の発見が面白い、と思える人には、面白い本なのかもしれない。そうした人なら、読んでみても、というもの。
私には、特に薦める程面白い本ではなかった。