『ローマの起源 神話と伝承、そして考古学』

アレクサンドル・グランダッジ 著 北野徹 訳
白水社文庫クセジュ
ISBN4-560-50902-6
創世期のローマについて書かれた概説書的な本。
基本的に、クセジュらしい無味な概説で、かなり細かいことが書かれているので、結構前提知識がないと辛い、という本か。個人的には、良くいって、付いていくのが精一杯、というところだった。
勉強用として読むのならば別だが、一般向けに余り楽しめる本ではないのではなかろうか。ローマの起源に関してある程度の知識のある人には面白く読めるのかもしれないが、既に知識のある人が更に読むような本でもないような気はするし。
と、いうことで、あくまでお勉強用としてなら、という本。特に、という程のものでもないだろう。