機械学習の考え方

『はじめての機械学習 中学数学でわかるAIのエッセンス』
田口善弘
講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-523960-5
機械学習の考えた方について述べた本。
機械学習とは要するに関係性の予測を行っているのだとした上で、様々な機械学習の手法がどのように関係性の予測を行っているかを述べたもの。分かりやすいわけではないが、その程度で良ければ、という本か。
発想の根本を捉えようとしたもので、方向性としては悪くないと思う。
ただし、実際にどういう計算を行っているかを明示しているわけではないせいか、個々の手法の詳細については、曖昧模糊としていて、分かりにくい。
分かりにくいというか、多分読んだ私には理解できていない。
数学的な説明を省いているからなのかどうか、だとしてももう少し分かってもいいのではないかという気はするが。
それでも良ければ、という本だろう。