イタリア人の弁明

『誤読のイタリア』
ディエゴ・マルティーナ 著
光文社新書
ISBN978-4-334-04520-3
イタリア人の著者がイタリアの国民性などについて語ったエッセイ。
イタリアの勝手な都合を弁明したものなので微妙な感じはあるが、まあ特別ではないがそれなりのエッセイ。そうしたもので良ければ、という本か。
イタリア人は誠実で嘘は嫌いだけど、大げさな表現はよく使い、母親が子どもを叱るときには、もう百回も頼んでいる、などと言うとか。
そういうものではあるのだろうが。
それで良ければ、というもの。
弁明で良ければ、という本だろう。