教養本

『ヒトの言葉 機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学
川添愛 著
角川新書
ISBN978-4-04-082348-5
機械が理解するとは何か、また人が言葉を理解するとは何かが探求された本。
それを通じて人工知能が言葉を理解する可能性を探ったもの、だが、そこまでの結論や踏み込みはなく、全体的にはその前段階を理解するための教養本。それで良ければ、という本か。
よくいえばそれなりの教養本だが、教養以上のものはないように思う。
本書でなければとか、今こそとか、ドンピシャのタイミングで、みたいのはない。
適当に何冊も読み流す人なら、ありといえばあり。
特別なものを期待しなければ。
それで良ければ、という本だろう。